2014-01-01から1年間の記事一覧

アイリッシュ・ウィスキーが好き

アイリッシュ・ウィスキーだけに見られるのが、100%大麦を使いながら、大麦を発酵させたモルトとそうでないものを両方使って蒸留する方式だそうです。これがピリッとした味を生み出し、アイリッシュ・ウィスキーを独特のものにしているんでしょうね。何か土…

カインとアベルの物語

ランディ・ニューマンの”God’s Song”を来週取り上げる予定です。といっても学生が自分で選んだ曲なのですが、1学期に使った”Sail Away” (1972年、Sail Away)で興味を持ったような。この「神の歌」もまたニューマンの「セール・アウェー」や、代表作”Short …

USBメモリーが

この4,5年愛用しているUSBメモリーが言う事を聞かなくなった。どのパソコンでも認識しない。内容の7〜8割はバックアップしているのですが、最近数週間の分は闇の中です。週1回はバックアップしておけばよかった。データ復旧のお助けがいないかと調べると職…

ワイエスの再評価!

ずっと文化研究とジャーナリストの共通性について感じていました。その共通性とは専門性が相対的にない事です。相対的と慎重に言ったのは、文化研究の方は文学研究よりも広く浅くなる傾向がありそうですが、研究と名がついている限り研究の方法について自覚…

テイラー女子って?

3年ゼミの2学期は夏休みに書いてもらった5000字のレポートを発表して質疑をする。発表に15〜20分かかって、質疑に20分前後。90分のゼミの後半は英語のテキストを読もうと予定。しかし1本の発表・質疑で90分かかる事も。英語を読むのも大事だけれど、発表・質…

歴史は嫌いか

2部の「北米論」でアメリカ映画の歴史についてPPで講義をしたけれど、今まで程受け入れらないような気がしました。それは学生の知的レベルが変わってきている(はっきり言えば、落ちてきている)事があるでしょうが、通史的なアプローチにも問題があるとも自…

初めて?!

あまりいろいろな事を経験していないので、62歳になっても「初めて」が多い。今回は道東の帯広に来たのが初めて。2時間半で着くんですね。道内各地で実施しているミニ・オープンキャンパスと保護者懇談会の帯広版です。総勢24名で来ましたが、1日目のミニ・…

濃い?飲み会

土日は武蔵女子短期大学で英文学会の北海道支部大会がある。その土日は帯広で保護者懇談会があるので欠席です。でも金曜日にシンポジウムのメンバーが集まっての飲み会があり、札幌側の一人として参加。これが濃いというか、日本の英文学会・アメリカ文学会…

失敗

「失敗?!」というタイトルはけっこう多いかも。今回は2学期の学科の2年生向けのオムニバス講義「英米文化研究入門」のネット接続の失敗です。これもよくある。最近は自分のルーターを持参してつないでいます。ところが教室が図書館棟の中にある窓のない部…

新しい道具

7月末にデスクトップを買い替えたと言うブログを書いて、その製品が結局なかったという顛末は書き忘れていました。アマゾンで注文したのに、実際はその商品がなくてキャンセルに。その後何度もビックカメラやヨドバシに足を運んだり、楽天やアマゾンをチェッ…

ノワールとやぶれさる探偵たち

学会の時に書評新聞に頼まれて書いたのですが、どうもあまり宣伝をしないで新聞を置くだけおいて帰ってしまったようで。実はこのエッセイは9年前に書いたポランスキーの『チャイナタウン』をLAノワール論として書いたの一部をエッセイ用に直したものです。諏…

近近

また眼鏡を作りました。最近メガネが合わなくなって来たようで、近所の眼科へ行ってチェック。眼鏡は小学校5年生の、クラスで50名(そんな時代でした)の中で、1,2名しかいない頃から延々とかけています。近視に乱視が混ざってややこしい。50代前半から教壇…

新しい試み

ずいぶんと何度も書いているロックやソウルの歌詞を読む演習の新しい試みの記録です。というのはどんどん訳して行くと取り上げる曲がさらに必要になるので、ゆっくりと言葉の意味を確認し、複数の解釈も示しながら、1回90分の授業で1曲にしようかと。学…

イギリス的

まだ全国大会終了後のメールのやり取りで忙しい。成功おめでというメールや関係者への礼状など。そんなで仕事に集中できないので、研究室にあった福原麟太郎の『チャールズ・ラム伝』(講談社学芸文庫、1992)を何となく読み始める。読売文学賞を受賞したこ…

無事終了

終わった、のに何故かまだ実感がありません。気持ちの整理もつかない。でも2日目は雨もあがりホッとしました。雨が降るとちょっとした建物の間に移動も傘が必要で、荷物があると不便だったり、掲示が破れて汚く読み辛くなったり、気分的にネガティブになって…

雨の学会

全国大会初日。朝出かける時に晴れていたのでほっとしました。でも雨が断続的に風を伴って降り、掲示が濡れて破れたり。建物間の短い移動にも傘が必要になったり。 朝一で、書籍展示2室のうち1室で授業をしているという連絡が入る。あわてて確認すると、どう…

アナログ、パノラマ

全国大会の準備が佳境に入ってきたと言うか、少し追い詰められてきた感もあって。準備はけっこうきちんとしてつもりですが、やはり抜けているところもある。ま、僕はいつもかなり勘違いや抜けている部分があるのですが、他のメンバーがちゃんとしていて信頼…

秋の気配

札幌の国際芸術祭の最後の日に、芸術の森に行って来ました。朝一でテニスをやり、大通りで芸森(札幌ではこのよう省略して言うようです)行の無料シャトルバスに乗りました。その直前大通りのオータム・フェスタ会場を通ると大学の同僚がお昼のビールを奥様…

「告発の作法」再び

今朝の朝刊(『朝日新聞』です)の高橋源一郎さんの「『愛国』の『作法』」(「論壇時評」)を読んで考えた。朝日新聞の誤報と謝罪に対する「告発」の凄まじさと下品さについて書かれていて同感した。この「告発の作法」を逸脱した告発のあり方は、日本の前…

Round Reading Roomの思い出

ストランドにあるキングス・カレッジに通いつつ、そこから歩いて1キロちょっとの所にある大英博物館の図書室(British Museum Reading Room)にもけっこう行っていました。後から、中央閲覧室として使われていたのは1997年までで、図書室機能は近くのセント…

2つのフェスト

今大通りで「オータム・フェスト」をやっていてけっこう混んでいるようです。いちどかみさんと夕方行ってみたら寒かったです。で、今日は連休の合間に「オータム・フェスト」の一環だと思うのですが、テレビ塔で「オクトーバー・フェスト」をやっているので…

いろいろと

また10日間くらいブログを書いていなけれど、その間いろいろとあって。でもそんなに書くような事もないのかなとも思い。6年くらい書くと繰り返しが多くなり、それなり変化をつけて書いているつもりでも、「また2学期が始まり・・・」はもういいかなと。 9月…

ロンドンの思い出

O教授のロンドン滞在のブログを読んでいるうちに、自分のささやかなロンドン体験を思い出した。1997年3月に8ヶ月間のフィラデルフィア滞在を終えて、春のロンドンに移りました。初めての1年間の在外研修をアメリカ文学にシフトしたとはいえ、英米文学の「…

マッタリ警部の本格推理

前項の『ノワール講義』の諏訪部さんの師匠筋にあたるのが昨年東大を退官された平石先生で、アメリカ文学会元会長、フォークナー協会会長であるけれど、『誰もがポオを愛していた』(創元推理文庫)で有名な本格推理の作家でもある。退官後は専業作家となっ…

癒しの場所

家のすぐ近くに発寒河畔公園があって、最近は通勤もそこを通って山の手のバス停から行くようにしています。橋のそばの浅瀬が澄んでいて砂利が見え、山奥の渓流の様でもあり、うちのhealing spotとして愛でています。そこでは川の音を聞いてもいいし、本田竹…

締切に追われる?!

そんな事はありえないのですが、でも『ノワール講義』の書評と、『週刊読書人』の原稿を書かねば。昨年の支部大会の特別講演に来て頂いた諏訪部浩一氏(東大)の『ノワール講義』(研究社、2014)の書評をアメリカ学会の編集委員会から頼まれて書いています…

3年ぶり

8月31日小樽商大コートで、秋山杯-小樽商大・北海学園対抗戦を実施。3勝2敗で3年振りに優勝カップを奪還しました。秋山杯は学長も務められた故秋山先生の名を冠したタイトル戦で、もう30年以上も試合場を小樽と札幌の隔年で実施しています。試合後、小樽市内…

ニセコの夏

毎年大学のテニス同好会で夏にニセコのロッジに2泊3日の合宿?をしています。30年近くになりますが、僕の方は何となく9年ほど不参加でした。でも今年からは事務局長なので、6月末に行きつけのロッジに連絡して、宿泊可能日を聞いた後、30数名の会員の参加可…

モノと情報

大量生産〜大量消費の時代が第1次大戦後の1920年代に始まって100年近く経とうとしています。モノによる贅沢も経験して、自然や地球の資源の事も考えると要らないものは要らないと分かってくる。それは1960年代の繁栄を謳歌したアメリカに起きた価値観の大き…

「捨てる」哲学

最近、研究室の引っ越しの時や、夏休みの本とビデオの整理をしながら、「捨てる」事の意味についてつらつら考えています。基本的には生きるために必要なものは何か、つまりそれは何を持って生きるか、結局は生きる事はについて考える事につながるような気が…