2015-04-01から1ヶ月間の記事一覧

また別の失敗

昨日は奥さんに連れられて久しぶりにモエレ沼公園に。大通りのバス・ターミナルから35分で行けます。でも家からバス停〜地下鉄駅〜バス・ターミナルと乗継いでバス乗り場に行く時にはぐれてしまう。ぎりぎり間に合ったけれど、先に歩きすぎて見えなくなって…

代講の失敗

昨日病気で休講が続いている先生の代わりに授業に出向きました。一応1回分の下調べをして行ったんですが、学生が予習をしていない、テキストを買っていない学生もいて。普通なら叱りつけるのですが、大学として休講が続いたので、下手にでなければならない。…

代講も面白い

代講をしなければならない事態は避けたいのだが、やむを得ず引き受けた代講の準備がけっこう面白い。他の人のテキストをきちんと読む機会なんてほとんどない。2年次の英語講読(リーディング)の授業なのだが、2頁の本文の他に練習問題が多い。僕は教科書会…

時間論の決着

バシュラールの『瞬間と持続』は、時間論に関心を持っていたので目に留まった事もあります。大学2年か3年の時に『中央公論』(1971年3・4月号)に掲載された小原信の「現代人の時間信仰」が僕の卒論のテーマを決めました。この論文は他の論考と共に『状況論…

ハイブリッド〜文系と理系

2週間ぶりに行ったテレビ塔近くのカジュアルな中華のお店では、置いてあるAeraを見ますが、標題の特集をしていました。1970年代に人文系の学生か院生で『瞬間と持続』(紀伊國屋書店, 1969年)や『火の精神分析』(せりか書房, 1969年)というタイトルを目に…

ゼミ生との会話

4年生で最初の2回欠席をしていた学生がアポを取って研究室に来ました。この4年生は3月から就活オープンなので、人によっては4年の前半はかなり就活に時間を取られる。でも4年ってゼミと卒業研究を残してほぼ単位は取っているので、就活と卒業研究に集中すれ…

前のめり

非常勤講師の先生が体調不良で休講が続き、その対応策の提案を一般教育の英語の皆さんにメールでしました。その後で事務に情報を確認して、追加と言うか訂正のメールを発信。もう少し待って、正確な情報を得てからメールをすればよかった。さらにその後、も…

modernの射程距離

『マクベス』は1606年に書かれたが、それは近代の始まりとも近世とも言われます。宗教改革とルネッサンスによって神が世界を支配した中世が終わり、”modern”の時代が始まりますが、この言葉を使われる時代が長く、現代まで続きます。”modern”という語は、”me…

マクベスと土曜の午後

土曜日の2年生科目「人文学演習」でティム・オブライエンの「レイニー河」を読み始めたけれど、同時に読んでいる4年生とあまり変わらない。4年生の英語力が落ちているのか、2年生の英語の力があるのか。でもスムースに授業が進むと心が落ち着く。土曜日のお…

会報からHPへ

事情があって、アメリカ文学会の支部の歴史を紐解いていました。1987年の会則改訂で支部学会の活動に「研究会」と「機関誌」に加えて「会報」が出現しました。想像するに北海道支部では札幌中心に研究会が開かれていますが、北の稚内、南の函館、東の北見か…

新しい科目

昨年始まった新カリキュラムの2年次科目に人文学演習があります。半期でA・B・Cとあって、A・Bは自学科教員が担当の必修、Cは他学科の教員が担当で選択となっています。今までのカリキュラムでは3・4年が専門演習で1年の基礎演習の後、2年生の部分が抜けてい…

お気に入りのシングル・モルト

さて疲れをいやすのには、美味しいお酒が一番です。とは言っても、疲れていなくても、つらくても嬉しくてもとにかくお酒。 2010年にはグレン・モーレンジについて書いていました。ここ数年はマノックモア(Mannochmore)です。 ブレンド・ウィスキーで有名な…

ボディー・ブロー

HGは1学年1800名で、英語が完全選択の学部は法学部、そして工学部建築科以外は、単位数は別として必修を課しています。でもその法学部1年生向けに6クラス開講してそれぞれ30名ほどの受講生がいるので、1500名強の英語科目の受講生がいます。それに在学生(2…

春の味覚と仕事

駅前の大丸デパートの8階レストラン街に京花楼という中華のお店があります。最近はサボっていますが、担々麺を探す旅の中で、札幌ではプリンス・ホテルの芙蓉城についで、私的No.2です。久しぶりに行って、今回は春らしく季節限定の菜の花と浅蜊の塩焼きそば…

スティーブ・ミラー・バンドとアメリカン・ロック

スティーブ・ミラー・バンドの”Serenade”をWOWOWで聞いて、思わず1976年のアルバムFly like an Eagleを思い出した。これは400万枚を超えるプラチナを記録したポップなアルバムでした。今ではボズ・スキャグスがいたバンドと言うイメージが強いですが。元々は…

仲良し

雪が解けて公園の中を通ってバス停に行っていますが、その途中のお気に入りの場所があります。河原の浅瀬で川底の小石が透き通って見えるとても素敵な場所です。今はまだ、雪解け水で水量が多く、河原の方まで水が来ていますが。そこになんと番いの鴨がいま…

今度はソウル・ジャズ

どっちかというと70年代のフリーフォーム寄りのジャズが好きなのですが、今回紹介するような乗りのいい音楽も好きです。さて”Compared to What" は Gene McDanielsは黒人男性の歌手・作曲家の作品。で以下のカバーでやっと売れたようです。このマクダニエル…

テニスと強風

金曜日は新入生のガイダンス、土曜日は英語受講申し込み(マークカード)を読み込んだデータを科目とクラスごとに切り貼りする作業でした。僕はエクセル初心者なので、横で見ていると言うか長老的に監督と言うか。そして夜は2部の英語ガイダンスを終えて帰宅…

フィラデルフィアの思い出

フィラデルフィアを舞台としたリーガル・サスペンスを読んだので、懐かしくなってフィラデルフィアについて思い出してみました。フィラデルフィアは、ペンシルベニア州南東部にある都市で、北のニューヨークと南のワシントンの中間で、どちらからもアムトラ…

大人数履修の頃

7年前に人文学部に移った時に、学部の専門科目も担当するので、それまで10年ほど担当していた共通科目の「現代文化論」を別の人に譲りました。科目名は「現代文化」ですが、アメリカ文化を取り扱っていました。うちの大学では400名を超えると2つに分けると言…

見つかった?!

10日に一度くらいの頻度で行く札幌駅のステラ・プレースの中華料理屋さんは、11時の開店直後に行くと、すいています。奥のカウンターで駅前を眼下に見ながらビール(+紹興酒のグラス)に一口まん丸餃子を食べて、次に四川風の冷やし麻辣麵を食べるのが習慣…

シービスケットと1930年代のアメリカ

BSのスターチャンネルで『シービスケット』(2003)を少し見て、手元にあった未読の翻訳(文庫、2005年)を読むと、これは1930年代大恐慌時代のアメリカの物語なので、その観点からも面白い。翻訳が良くないとか、シービスケットを見出す調教師と騎手と馬主…