2008-11-01から1ヶ月間の記事一覧

Atlantic Crossingと70年代のロック

ロッドのAtlantic Crossingは、LP時代のB面を歌いながら聞いていました。もちろん酔っ払って。 浅川マキも「それはスポット・ライトじゃない」ってカバーしていましたね。 明日の授業では学生が自分で選んだ曲がニール・ヤングの「オハイオ」とボズ・スキャ…

今度は『越境』

アメリカの作家コーマック・マッカシーの「国境三部作」について書きたいと考えている。 きっかけは映画で『すべての美しい馬』(2000年)がよかった事だった。ビリー・ボブ・ソーントンの監督も主演のマット・デイモンも悪くなかった。というのは好きな俳優…

逝きし世の面影

これは失われた世界・時代への郷愁という事になるでしょうか。『逝きし世の面影』が昨年読んで以来、心に残っている。著者の渡辺京二さんは在野の研究者らしいが、江戸末期から明治初期の日本に来た欧米人が見た日本人(農民など庶民)の、貧しいけれど満ち…

Chega de Saudadeの様々な解釈

歌手や演奏者は意識的もしくは無意識に自分を刻印する。 でも自己満足でも構わないカラオケではないのだから、テクニックと個人的特徴(声の質、楽器を操作する手くせ)を超えて聞き手に伝わるものが必要だ。曲に寄り添いながら、如何に歌手・演奏者の個性を…

Chega de Saudadeと「想いあふれて」

このブログのタイトルの郷愁と関連するのだけれど、曲調(メロディ)と「想いあふれて」という邦題でノスタルジックな内容の 歌詞かと思ったらそうでもない。 原題の訳は英語版アイトルのNo More Bluesと英語字幕のno more longingから「悲しみはもういらな…

「越境と郷愁」の意味

1997年ロンドンで柄谷行人の『言葉と悲劇』を読んでいた時に気になっていたのは個と共同体の問題に関わる以下の引用だった。それは12世紀ザクセン出身のフランスの修道僧サン=ヴィクトルのフーゴーの「学習論(ディダスカリコン)」の一部だった。 祖国を美し…

休日(平日)の過ごし方

水曜日は授業がないので会議が入っていない日は家にいます。 朝いちで旧居(まだ処分していません)そばの床屋さんへ。その後故障中のステレオの修理にメーカーの人が見える。気さくで感じがいいが少ししゃべり過ぎかな。 山の手に最近できたラーメン屋さんへ…

Youtube活用

授業や講演でYoutubeを利用している。 今のところロックの歌詞を読む英語文化演習が一番利用度が高いかな。 なぜかと言うと、他の授業ではYoutubeの画像の粗さ(特に教室のスクリーンで拡大すると)が気になるが、音楽が中心の映像ではそれが気になる度合い…

これでうまくいくかな?

10月からの講演やシンポが一段落して、授業の準備と研究の再開などを始めるつもりで始めたのですが。 タイトルも「越境と郷愁」もいいかな。サウダージというボサノバの曲のタイトル(=郷愁)に触発されますが、この言葉ではポルノグラフィティ関係のコメン…

ブログ開設

ホームページの掲示板が9月以降うまくいかないので、こちらにブログを開設しました。 書評もどき、映画、音楽、授業、日々の雑感を書き連ねようと思っています。 読者と書き手の双方にためになるようなブログを目指して。