2010-01-01から1年間の記事一覧

黒人探偵は少ない

ギリシャ系作家ペレケーノスの黒人探偵デレク・ストレンジ物について考えているうちに、黒人探偵って少ない事に気が付いた。探偵に黒人って付けるのも女性探偵と同様かな。というか女性の探偵の方が多いかも知れない。 2000年に発表されたクリス・ネルスコッ…

師走と買い物担当

自分で勝手に師なんて言うのも何ですが、この30,31日買い物を一手に引き受けています。かみさんは円山の実家でお義母さんとお姉さん3人で大掃除を手伝い、お節を作って、今日の夕方戻ってきます。 で僕が昨日の午前中は、散髪の後にコンビニで通信費の支払…

お気に入りのシングル・モルト

ハイランドの北部の蒸留所で作られるグレン・モーレンジのフルーツ香が気に入っています。Glenmorangieとはゲール語で「大いなる静寂の谷間」の意味だそうです。前はちっかうのスパーでも売っていたのですが、いまではネットでしか入手できません。しかし熟…

仕事の合間に

2階の小さな書斎の反対側に公園を見晴らす事ができ、ブランチをするフリー・スペースを作りました。勉強部屋を9畳くらいの大きな部屋にするよりも、押し入れか穴倉みたいな仕事空間にして、疲れて数歩移動すれば空が見えるようにしました。そのフリー・ス…

卒論の添削

4年のゼミ生は10名だけれど、そのうちの3名が1月の提出前にみてほしいというので、予めメールに原稿を添付してもらい、こちらで添削をしたものを返却して、学生にはそれをプリントアウトしたものを研究室に持参してもらった。 3名で1時間ほど、添削の意図を…

仕事おさめ

昨日は大学事務の仕事おさめでした。午前中に片づけをして、教務センターのメンバー6名と「ラ・メーラ」でお昼の忘年会。ビールで乾杯をした後、7名で1本くらいは飲めるだろうと、いつも飲む白ワインを注文したところ、店長が1.5リットルのボトルを持って来…

友人の病気

今年は今までになく喪中欠礼の葉書が多かった。その中でも61歳のお姉さんとか、58歳の弟が亡くなったという若い死についての連絡がこたえた。今度は大学時代の友人が多発性骨髄腫とかいう癌の中でもまれな病気にかかってしまったという連絡が入る。彼は数年…

黒人探偵

前項でふれた黒人探偵デレク・ストレンジについて。 1作目の『曇りなき正義』ではストレンジは黒人警察官が射殺された事件をめぐる再調査を被害者の母親から依頼される。黒人男性が白人男性を路上に組み伏せて銃を向けているところへ、警官が行きかかりやむ…

ペレケーノスとの再会

年末には仕事(研究、授業、委員会)を忘れて、のんびり本を読む事が多い。主としてミステリーだけれど、週末ごとに出る新刊とは別に、「今年のベスト・ミステリー」的な企画も週刊誌などであります。それらの大半はすでに読んでいるけれど、まだ手にしてい…

支部大会終わる

12月18日(土)北星学園大学で第20回支部大会が開催されました。1部は伊藤支部長の司会でシンポジウム「LA文学表象について」。伊藤さんの趣旨やLAの年表などがはじめに。 1番手の話し手は僕でした。原稿がないのでレジュメをもとに話す。バッド・シュル…

3連荘

金曜日のゼミ・コンパ、土曜日の支部大会懇親会、そして昨日は人文学部の忘年会でした。無理かなと思いつつどれも大事なので、出席しました。で、今日は月曜日だけれど在宅。 ゼミ・コンについては少し書いたので、支部大会の懇親会の2次会について。札幌駅…

暫しの別れ

土曜日午前中は、前のゼミ・コンパの3次会の酒が少し残ってしまった。大学仁行ってから支部大会会場の北星に行く予定を直接行く事に変更して、家で少し休養しつつ、発表の結論部を考える。僕ところからは地下鉄「東西線」で北星もよりの「大谷地駅」まで行…

最後の授業

ドーデの短編ではないけれど、初ゼミの4年生の授業が終わった。1月に1週間ほど授業日がとってあるのだけれど、金曜日はいつもセンター入試の準備日となってつぶれる。そういう訳で最後の授業。僕自体は1月に別な授業が3つほど残っているけれど、昨日が最後…

支部大会の夢

今朝方、土曜日に開かれる支部大会の夢を見てしまいました。なんと全国大会のように100名近い聴衆がいて、前会長のH先生もいました。僕は発表の結論ができていないで、冷や汗状態でした。 先週末は他の講師のドラフトはできたけけど手直しがまだ、という僕…

これも強硬路線

アメリカの黒人音楽家のダービーに対して、キザイア・ジョーンズはナイジェリア出身、イギリスでデビューする。自己流のファンクを奉じ、叩きつけるようなパーカッシブなギター・プレイと歌声は強烈な印象を残す。ロンドンでbusking"(ストリート・ミュージ…

Introducing The Hardline

今度は少し強硬路線で。 1987年にテレンス・トレント・ダービーが発表したデビュー・アルバム"T.T.D. Introducing The Hardline According to Terence Trent D'Arby"はR&B,ロック、ファンクなどをクロスオーバーさせた音楽性が評価された。僕としてはマイケ…

to touch you again

今日はフュージョン・ギターのjohn tropeaを紹介します。黒人ギタリストのCornell DupreeやEric Galeもいいけれど、もう少しポップで、まったりとしてジャジーな演奏がこのアルバムのタイトル曲です。今は亡きRichard Teeのキーボードも悠々迫らず、かつゴー…

今度はGive Me Reason

元TrafficのDave Masonも好きなギタリストです。前のJ・J・ケールとは少々肌合いが違うけれど、20代の時に「祐天堂」で聞いた僕の懐メロです。アルバム・タイトルはSplit Coconuts"。メーソンのスタイルが流暢な流れるようなギターですね。音の粒立ちは明…

Sensitive Kind

好きなギタリストにJ.J.Caleがいる。1938年生まれなのでもう72歳になります。タルサ・サウンドというブルース、ロカビリー、ジャズなどがゆるくミックスしたジャンルの代表格。シャッフルするギター、シンプルなコード・チェンジ、つま弾くようなシングル・…

授業の悩み

2部の「北米文化論」が昨日で終わった。じつはもう1週間あったのだが進度上の理由で次回は休講にした。つまり今回で伝えるべき内容は伝えたという表向きの理由です。 アメリカ文化を「都市と郊外」という枠組みでここ数年やっているのですが、学生のレベル低…

Beatlesと三島由紀夫

昨日の授業でBeatlesの"Penny Lane"を取り上げた。誰もが知っている曲だけれど、昨年学生が選んで発表した時にこのメロディーがしばらく耳に残っていた。この授業のもう1曲がGreen Dayの"21st Century Breakdown"という現代批判のヘビーな曲だったので、な…

シカ肉のhmbrgから肉遍歴?へ

テレビ塔近くのフレンチ・イタリアンのお店で昼食。メニューにあるエゾシカのハンバーグを注文した。以前、狸小路のハンバーグ専門店でも同じハンバーグを試してみたけれど、なかなか美味しいのにあたらない。かえって内臓の肉を使ったハンバーグの方がよか…

ゴーレムの本

11月仙台で開催された東北支部の例会に参加した時にある講師が発表したユダヤ人の人口生命体ゴーレムが気になっていたのか、日曜版の読書欄にある『ゴーレムの生命体』の書評が目に入った。発表でもゴーレムとフランケンシュタインの類似に触れたような記憶…

喪中欠礼

時々「喪中欠礼」が多い年があるけれど、今年は特に多いな気がする。自分の年齢が60近いので、友人の親も生きていれば90前後ということで訃報も相次いだ。 大学入学時から40年近い付き合いの友人は、今年初めに自分の母親と奥さんの母親をほぼ同時期に亡くし…

大阪の新聞から

研究室に「産経新聞」の記者という人から留守電が入っていた。連絡を取って見ると、大阪の笑いとアメリカの黒人の笑いに関するコメントがほしいとの事でした。ネットで黒人文化、映画というようなキーワードで検索して見つけたらしい。 LAに2年ほど勤務して…

ディランとプロテスト

自分からではなくディランの曲と接する機会が数回あった。「北米文化論」で公民権運動について学生に説明する中で、有名な「エメット・ティル」について調べていたら、ディランの歌が出てきた。学生には「バス・ボイコット事件」のローザ・パークスほど有名…

高橋さんの本

今度はアメリカ研究仲間の出した『篠路烈々布素人芝居』についてです。まず書名もいいです。"Shinoro Rtsturetsupu sirouto shibai"。篠路と素人と芝居のS音の頭韻が効いています。S音って爽やかな語感がある。さらにアイヌ語らしき地名の漢字の当て方が、激…

鎌田君の本

『ジャズ喫茶マスターの絶対定番200』(静山社文庫)を店頭で見つけて購入。『ジャズ喫茶マスター、こだわりの名盤』(講談社+α文庫)の著書もある鎌田竜也君は、僕が大学院の時にバイト先の開成高校で教えた?高校生で、一緒に北24条のジャズ喫茶に行った…

就活とコミュニケーション

チャイナ・パークで昼飯を食べながら、『アエラ』を眺めていたら、面接で前提の違う人とのコミュニケーションができる学生が求められるような話が出ていました。若者は自分と関心が同じ仲間を求める。その間でのコミュニケーションはできるが、考えの違う人…

初めての作品

引っ越して3年半、初めて台所で料理を作りました。でも料理と言えるかどうか、ポテト・サラダなので・・・ 元の家で母が亡くなってから結婚するまでの2年間はけっこう料理をしました。いちおう昆布と鰹節で一番出汁を作ったり、ビシソワーズにトライしたり、…