三角乗り@トトロ

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  研究仲間のO崎教授のブログで「ケンケン乗り」について書かれていたので、前から書きたいと思っていた「三角乗り」について画像を調べました。

 「ケンケン乗り」という言葉は初めて知りましたが、そのような乗り方が開発?された理由は「三角乗り」と同様に、子供用の自転車がなかった時代に自転車に乗りたかった子供の工夫なのでいじらしい?ような。

 まず「ケンケン乗り」の方は、ペダルに片足を乗せて、もう一方の足でケンケンしながら弾みを付けてサドルに乗るようです。これは乗ったら漕げるけれど降りる時はスピードを緩めて、エイヤッと降りるのでしょうか。

 「三角乗り」は『隣のトロロ』からの画像にあるように、ヘッドパイプとシートパイプとフレームの三角に足を入れて体の向こう側のペダルとこちら側のペダルを曲芸の様に漕ぎ続ける。三角形の部品の名称は先月買った自転車の取扱説明書から。

 この項の肝は、物のない時代の工夫についてです。今だと子供用の自転車があって、体の大きさによって買い替えたりもするのでしょう。それはそれでいいのですが、大人用の大きな自転車を乗ろうとする子供の工夫の重要性と、工夫をしようとうする子供の健気さがいじらしいような愛おしいような。ちょっとノスタルジックな気持ちも入っていますが。

 と言いつつ、「三角乗り」は小学生までで、中学に入ると当時はやり出したドロップ・ハンドルの自転車をちゃっかり買ってもらった記憶もあります。まだ道路も車が多くなく、冬の始めの石炭をまとめて買う時には馬車で業者が運んできた昭和30年代の札幌でした。ついでに思い出したのが、頑丈なスキー靴に装着する雪スケートや、長靴に簡単なベルトでしばる竹スキーもありました。もちろんスキー学習のときはカンダㇵ―というビンディングの合板スキー板の時代でした。カンダㇵ―はつま先と踵をつなぐケーブルを利用したビンディングの発明者(オーストリア人)のようです。