2009-11-01から1ヶ月間の記事一覧

Buried Alive in Bluesも

勘違いの授業バージョンがまた発生しました。ロックを読む授業で、1学期はこちらが用意した曲、2学期は学生が選んだ曲を発表してもらっている。 学生に曲を選んでもらう時は、曲はよくても歌詞が簡単過ぎたり内容のないものは駄目だよと言っているのだが、他…

今度は「けざやか」

また知らない言葉について誤植ではないかしらと思い、確認を求めたらちゃんと存在する言葉でした。「けざやか」は「際立っているさま。はっきりとしているさま。」とYahoo辞書、デジタル大辞泉に出てました。尾崎紅葉の『金色夜叉』にも「黄金の腕環にけざや…

芸術の秋(冬?)

今週は道立近代美術館で「ルオー展」を見てきました。でも残念ながら僕の指向には合いませんでした。数年前広島で学会があった時に、美術館で見たルオーはよかったのに。 今回は点数も多く、その色彩があまりにも暗いのが展覧会全体を暗くしていたような気が…

学生に教えられる

恥ずかしい話だけれど、1年生の英語講読で"officitae"の訳を学生が「ししきする」と言っているのを聞き取れなかった。何回か聞いて「司式」だと分かってそんなのないだろう。「司会をする」だよと言って先へ進んだ。 授業の後、別な学生がきて「司式」って宗…

音楽について語る事

授業で学生が音楽について発表すると、取りあげる曲そのものではなく、その曲の周辺について語る事が多い。ミュージシャンの経歴やその曲の発表時に関する逸話など。歌詞の正確な訳と、その上での学生なりの解釈があって、補足的に伝記的事実が話されるのな…

『錦繍』を観る

昨夜教育文化会館で宮本輝原作の『錦繍』の舞台を見てきました。演劇を観るのは何年ぶりか言いずらいほど久しぶりでしたが、面白かった。原作の書簡体小説は、イギリス文学では最初の小説がS・リチャードソン(元代書屋、印刷屋さん)の『パミラ』なので、初…

Last Picture Show

西部小説のラリー・マクマートリーは1971年の映画『ラスト・ショー』(ピーター・ボグダノビッチ監督)の原作者でもあった。さっそく原作を取り寄せて読んでみました。 少々地味目だが悪くない。映画の内容とほぼ同じです。1950年のテキサスの田舎町が舞台で…

札幌で喜多方ラーメン

グランド・ホテルの「ビッグ・ジョッキ」で季節限定メニューとして「喜多方ラーメン」を食べさせるというので早速行ってきました。ここは5年前に亡くなった友人のN君とかみさんと飲んだところでもあった。懐かしい。 で本道初というアイス・ビール「ハイネッ…

基礎ゼミの活性化

先週基礎ゼミのクラス16名を5グル-プに分けてテーマを自分たちで決めさせ、議論した結果をまとめて発表してもらった。これが比較的うまくいった。グループ作業は一昨年実施、昨年は面倒なので?しなかった。 でもそうすると教員対学生の関係になって、学生同…

年齢差

僕が初めて観たジェームズ・ステュアートは『シェナンドー河』(1965)あたりだから、今確認すると57歳で、今の僕と同じ年齢になる。ずいぶんとおじさんのように中学生には見えた。『裏窓』は1954年48歳。相手役のグレース・ケリーは25歳。違和感はあったか…

スミス都へ行く

『スミス都へ行く』(1939)を見る。研究費で購入したフランク・キャプラの9枚入りのDVDボックスの中の1作。ジェームズ・ステュアート主演で、ジーン・アーサー共演(『シェーン』(1953)で有名。その時は50歳を超えていた事を今回初めて知った)。 キャプ…

新しい科目

もう来年のシラバスを書いている。共通科目の前に人文学部の専門科目の時間割が先にできてシラバスの締め切りも週明けです。でも再校までに再考?して大幅に変更・差し替えも可能ですが。 新しい科目は「英米文学」。今までの非常勤の人が辞退して、教務の僕…

ゼミは難しい

授業時間の7割以上過ぎたが、今年初めて担当している3年生の専門ゼミが少々マンネリ化した。僕も学生もそう思っているようなので、少しテコ入れというか、ゼミの内容と進行についての再度の確認をする。 出席を厳しくする事にする。どうも僕は自信がないせい…

久しぶりに

最近は中華・イタリアン・寿しと続いたので、久し振りに東急デパートのてんぷら屋さんに行ってみた。札幌はあまり天婦羅文化が盛んでないような気がする。素材にひと手間かけるという動機が希薄なのだろうか。 東急の「天一」と大丸の「綱八」はどちらもまあ…

The Virginian

Owen WisterのThe Virginianを読んでます。実はMonte WalshとJosey Walesも並行して読んでいるので、翻訳とは言え700頁を超す『ヴァージニアン』(平石貴樹訳、松柏社、2007年)はロバート・パーカーほど早く読めません。 今日は家内の誕生日(何歳かは口止…

Brother's Keeper

この「兄弟の面倒を見る人」という概念は、もちろん聖書のカインとアベルの関係を表した言葉だが、ジョイスの弟スタニスロスによる『兄の番人』が英文学では有名。身近な視点で兄の家族関係・友人などをつまびらかにし、初期作品の成立事情についても詳しく…

卒業生宅で

昨日は卒業した学生のお宅にお邪魔をしてたくさん美味しいものを頂きました。その学生は2年前「北米文化論」を受講した学生で、50代の女性でライダー・スーツを着ていました。後から道新でのインタビュー記事で女性の単独登山で有名な人だと知りました。 そ…

利久の牛タン弁当ゲット?

昨日もMデパートのうまいもの市で件の弁当を買いに行って売り切れで帰ってきた。今日はまだありますと言う事で、30分以上ならんでゲットしました。今までにも買ってきたのですが、今回ほど人気があって並んで買うのも珍しい。 昨年30年振り以上に訪れた仙台…

母の友人

兄から母の友人が亡くなったとの連絡が入った。94歳だった。1902年(明治35年)に開設された北海道庁立札幌高等女学校の同級生だった。 稚内の高等小学校を卒業した母は勇躍、北海道で初めての女子のための師範学校である北海道庁立札幌高等女学校に入学した…

『悲しき熱帯』の衝撃

新聞にレビストロースと出ていたので一瞬分からなかったが、朝日だけでなく毎日・読売とチェックしたがどれもレビストロース。文化部のベテランでなくても分かりそうなものだけど。 サイードのずっと前に西欧の思考の限界を指摘した知の巨人だった。1930年哲…

黒いラーメンの失敗

昼に駅前のビック・カメラでバッテリー・チェッカーのバッテリーを取り替えに。ついでに道外から始めてラーメン共和国に参入したと言われる「なんつッ亭」に入って見る。11時過ぎで8割位の混みようでした。 さて出てきたラーメンは真っ黒ではなく、スープを…

祝?!開設1年

1年前の今日ブログを始めました。その後倦まず弛まず順調に?数少ない読者を想定して書き続ける事、365日、290本の記事、260枚の写真のアップをしてきました。 写真については自分の写した写真以外のものの著作権が少々心配。ネット上に掲載されているものは…

西部小説というジャンル

昨日読み終えたのが、ロバート・B・パーカーの『アパルーサの決闘』。スペンサー・シリーズで有名なパーカーがワイアット・アープを取り上げた『がんマンの伝説』を経て、オリジナルなキャラクターとストーリーを作りだした。とは言いながら、主人公のヴァー…

卵好き

今日の昼食はチャイナ・パークのA定食670円。ここはお菜が2品あるところが気に入っています。美味しくても1品だと食べても食べても同じお菜であきてしまう。今日は青椒肉絲(安いから豚肉です)とハム玉。分量的には青椒肉絲とハム玉は6:4くらい。 このカニ…

作家の評価

1週間ほど探していたナサニエル・ウェストの『イナゴの日』がほぼ目の前にありました。ずっと翻訳文庫だと思い込んでいたのですが、Miss Lonelyheartsと一緒になっている英語のペーパーバックでした。Miss Lonelyheartsの方は、筑摩世界文学大系87に丸谷才一…

小人閑居

昨日は寒いながら1日テニス。もう外では終わりかなと言いながら、けっこう勤労感謝の日どころか、雪が降っても溶けたらまたやるみたいなテニスおぢが近所にいるのです。ネットを外した後でも、また張り直してする事も。 でも11月に入った今日は1日雨。旭川で…