2009-10-01から1ヶ月間の記事一覧

花より団子

10日振りに中嶋公園のイチョウを見に行く。というよりもパーク・ホテルの4階桃源郷のデザートが目当てです。杏仁豆腐を美味しいと思った事はないのですが、ここのは旨い。 前に食べたのと別なセットにしようと思ったけれど、普通の杏仁豆腐しか付いていない…

紅葉散策

近所にある古い方の家に本を探しに行く。目当ての本はなかった。自宅2つと研究室と本を整理していないので時々3か所を探す事になってしまう。 古いほうの家はそろそろ処分しないと屋根もガタが来て雪に耐えられなくなって来ている。庭は古い方がちゃんとし…

プロデューサーも大変

1939年『冬のカーニバル』のロケハンでシュルバーグとフィッツジェラルドにダートマスへ同行したプロデューサーがウォルター・ウェインガー。ウェインガーはシュルバーグと同様ダートマス大学の出身だった。 ウェインガーの名前に聞き覚えがあったのは、『飾…

Writers in Hollywood

シュルバーグがハリウッドで一緒に仕事したフィッツジェラルドをモデルに『夢破られて』を書いた事は前項で触れた。ハリウッドで失敗したフィッツジェラルドというイメージはシュルバーグによるところが大きい、とするのがトム・ダーディスの『ときにはハリ…

サミーは走る

バッド・シュルバーグの『何がサミイを走らせるのか?』(新書館、1975年)を再読しています。原著はシュールバーグが27歳の時、1941年に書かれている。サミーのモデルは27歳でワーナー・ブラザーズの、31歳で20世紀フォックスの制作本部長となったダリル・…

村上春樹とアメリカ文学史

若干旧聞に属するかも知れないが、9月30日に函館で開かれた平石先生の講演の報告を支部のホーム・ページにアップしました。 現代日本を代表する作家と言える村上春樹の作品に描かれる現代社会の目標の喪失とそれに原因するアイデンティティーの揺らぎの問題…

スポーツと身体と精神

年令を重ねても昔と同じような失敗を続けているが、28才で初めたテニスが今年はステップ・アップしたような。 スピン・サーブを習得したとか、バック・ハンドのトップ・スピンができるようになったとか、分かりやすい上達ではない。でも明らかに、この春加盟…

レイド・バック

英米文化の専門科目の非常勤講師が辞退された。その穴埋めにある人をお願いしようとしたが、遠隔地のためだめになった。実はお願いする前に事務や会計(交通費の支給に関わる)、それとうちでは一番発言力のある法人の方針を確認しておくべきだった。 そんな…

週末のノワール

フィルム・ノワールの傑作とされる『飾り窓の女』(Womanin the Window, 1944米、1953日本)はVHSは1万円以上もして入手困難で、情報のみが先行して未見だった。 先週末初めてWOWWOWで見ました。監督のフリッツ・ラングと主演のエドワード・G・ロビンソン、…

トカトントン

太宰治の『ヴィヨンの妻』の映画化かもあってか、書店では文庫の再版が平積みされている。恥ずかしながら若い頃、結構好きで読んでいました。太宰が好きって文学好きのビギナーのようなイメージがあって恥ずかしい感じがあったような。大江健三郎を読んでい…

柴田さんと競訳!?

柴田元幸さんの『喋る馬』を購入。マラマッドの翻訳集だが、初出の雑誌『Coyote』については知らなかった。既訳のジャック・ロンドンとこれから出るへミングウェイもあるらしい。『モンキー・ビジネス』ではサリンジャーも訳していて、相変わらず凄い。『文…

獺(かわうそ)の祭り

ある時(今日とは言いません、差支えがあるから)朝の地下鉄で獺祭(だっさい)という言葉が呪文のように頭に浮かんだ。 山口のお酒「獺祭」は先月藤女子大に集中講義に見えていたT先生を囲んで飲んだ時に教えてもらった。フットワーク軽くかつ濃くのあるい…

プチ・デザート

中嶋公園で地下鉄を降りて、入口のイチョウ並木の写真を撮り、パーク・ホテルの1階のレストランでパスタ・ランチ。追加200円で頼んだデザートが可愛らしくて思わず写真を撮ってしまった。チーズ・ケーキとアイス・クリームとイチゴ・ショートの3点セットと…

イチョウの黄葉

札幌でイチョウの黄葉の見どころは、北大構内医学部前のイチョウ並木だろうか。北大はエルム(楡)やポプラだけではない。イチョウを見にたくさんの人が見物に来て写真を撮ったり、銀杏を拾ったりしている。 後は中嶋公園の入口。それと大通りも意外と綺麗で…

原稿とお酒

今日大学の『学園論集』に原稿のハード・コピーとフロッピーを提出。これは昨年当たった総合研究の助成金による成果発表を次年度に果たすというルールに則ったものです。 5人で450万位の予算なので、スペックを詰め込んだノート・パソコンを買ったり、あちこ…

教務と学会

教務委員は30代で教養部の、50代前半で経済学部、そして最後?だと思うけれど50代後半で人文学部の教務。人文学部は2学科2名づつで僕は英米文化学科のサブです。来年はチーフ。しかし学部としては日本文化学科がチーフを出す順番なので、僕は教務委員会には…

紅葉のコート

2年半前に40年住んだ元の家から歩いて10分ほどの場所に土地を買って引っ越してきた。ここは発寒川河畔公園の入口で、15年ほどテニスをしている市のコートのすぐそばです。 40年住んだ場所は交差点に近く騒音などで建て替えは諦めて市内に土地を探した。緑の…

宴は続く

昨夜は小樽でアメ文仲間と宴会でした。札幌出身のW先生(立教大学勤務)と4名が八田寿司に集合。ここは小樽商大のHさんの行きつけのお店で、他に後5軒ほど小樽の寿司屋さんを知っているが、小樽で一番美味しい(と思う)。 トロや赤みの漬け、ソイ、赤貝、…

基礎ゼミの昼食会

基礎ゼミの学生は1年生なのでアルコールの入る夜のコンパができない。それでは昼にでも考えるが全員の空いている時間を探すがなかなか見つからないまま、1学期の始めに交流の機会を逃してしまった。 それがある時、授業時間を使えばいいと思いついた。基礎ゼ…

ユダヤ・パンって

べーグルってアシュケナジ(ドイツ・東欧圏のユダヤ人)が17世紀にポーランドで始めたらしいです。僕はユダヤ教のコーシャに基づく食べ物だと思っていました。 それでイースト菌を使わないと思っていたのですが、特徴は卵、バター、牛乳などの動物性蛋白質を…

ベーグルがワインに

今日の2時間目人文学部日本文化の「英語講読」のクラスの最後の15分くらい、英語と日本文化に関わる話という事で、「ベーグルころころ」の話をする。反応はいま一つか。ま、語りの技術もあるのでしょうね。 そして午後、研究室に東北支部のY先生から白百合女…

「ベーグル」試訳

「ベーグル」 作デヴィッド・イグナトウ風で転がっていくベーグルをひろおうと立ちどまった ベーグルを落としたのは何か不吉なようで頭にきた でもベーグルはだんだん速く転がって 身をかがめ、歯を食いしばってそれを追っかけてった すると今度は自分の体が…

ベーグルころころ

アメリカ生まれの日本在住の詩人アーサー・ビナード氏による特別講演を聞いてきました。タイトルから日本語とアメリカの比較をユーモラスに話すのだろうと想像していたけれど、ユーモアの質が上滑りではなく、けっこう深い。かつアメリカ文学または文学研究…

講演とシンポジウム

2日目真面目に講演を聞く。日本に在住するアメリカ人詩人アーサー・ビアードさんの話が面白い。「おむすびころころ」をもじった「ベーグルころころ」という日本語と英語の詩の創作と翻訳について。基礎ゼミの学生に話せそう。このブログは後から間違いを訂正…

司会終了!

朝8時過ぎに家を出て、10時40分の千歳発の便に乗る前に腹ごしらえ。サンドイッチ専門店でビーフカツ&クラブハウス・サンドを食す。けっこう美味しい。飛行機は60人ほどの小さいもので何人かデジカメや携帯で写真を撮っていた。 空港バスで35分ほどで秋田駅…

自宅研修とサリンジャー

昨日は基礎ゼミのクラスに行くと、1学期に幹事役に指名した学生が自主的にゼミ・コンの設定をしていた。偉い。で1年生はお酒は飲めないので、来週のゼミの時間を使って昼食会をする事に。学生部への申請やお店との交渉も任せた。午後は3年のゼミ生2名がレポ…

司会の反省

土曜日の2次会で飲み過ぎたのは、司会がうまくいかなかったせいもありました。全体が35分なので発表は25分まで。しかし直前の開会式で会場校の副学長の挨拶が長かった。 それもあって発表の時間が押したときに会場校の担当者に5分延長を申し出ました。実は…

函館2日目

中くらいの二日酔い。午前中は電車で函館山方面。お昼に駅近くの「寿司金総本店」へ。握り盛り合わせを食べた後、大間のまぐろがあるというので、中トロと大トロを1貫づつ追加。大間だから美味しいとは言えない事を確認。 雨の中、午後のシンポジウムへ。ハ…

函館へ

土曜日朝9時過ぎJR札幌駅のホームで駅弁を買い車内へ。1,400円の「ぜいたく弁当」だが中身はあまりぜいたくでなかった。3時間半かけて司会の準備その他。午後1時近くに函館につき、同僚とタクシーで教育大へ。 2時最初の発表の司会。しかし発表時間がおし…

2学期に慣れる?!

何人かの同僚との立ち話で、2学期が始まったね=なかなか慣れなくて大変だね、というのが多かった。いくつかの意見を総合?すると、今年はシルバー・ウィークの影響で少しだけ9月下旬に食い込んだ、自分たちが老齢化して2学期という新しい環境に慣れるのに時…