2013-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ステイプル・シンガーズの事

ステイプル・シンガーズの長女クレオサが78才でなくった。新聞でも小さいけれどけっこうあちこちで記事が出ていましたね。授業でThe Bandの"The Weight"を扱った時、ステイプル・シンガーズの加わったバージョンで紹介しました。1976年、ザ・バンドの解散コ…

ジャーナリスト〜作家

前項は最初「ジャーナリスト〜作家」と題して書いているうちに、「ミステリーに描かれたメディアの変遷」になってしまった。ま、よくある事なんですが。 さて当初の意図は、『ザ・ポエット』、『スケアクロウ』の主人公のジャック・マカヴォイのキャリアにつ…

メディアの変遷とミステリー

またマイケル・コナリーの翻訳新作ですが、ハリー・ボッシュではありません。『ザ・ポエット』で登場したジャック・マカヴォイという新聞記者のミニ・シリーズです。未訳3作を含めて15作もあるハリー・ボッシュや、これも未訳2作を含めて4作あるミッキー・ハ…

『ミッドナイト・イン・パリ』ちょい見

かみさんに付き合って?『ミッドナイト・イン・パリ』を眺めました。見ると言わないで、眺めると言っている時は全部見てはいない時です。月末締切の論文?の8割くらいまで行ったのですが、後は2割は難しい。でも今回は何とか提出するつもり。 で?ウッディ・…

タップの魅力

『ホワイト・ナイツ/白夜』(1985)を眺めていて、印象的だったのは、グレゴリー・ハインズのタップでした。音楽をかけながら体を動かし、タップの鋲を付けた靴を履いて本格的に踊り出すシーンがとても素敵です。 監督は『愛と青春の旅立ち』(1982)のテイ…

12時間労働

年寄は朝が早い。と言っても4時過ぎに目が覚めて二度寝できないのはつらい。しかし今日は自宅研修と決めたので、思い切って起きました。で、コーヒー、朝刊のあとはすぐ仕事。実は2月末までの論文締切が迫っているのが長時間労働の大きな理由です。 で、10時…

終わりの感覚

ジュリアン・バーンズの2011年度ブッカ―賞受賞作『終わりの感覚』を読みました。週刊文春のミステリー時評で推薦されていたので、読んだのですが、やはりジャンルとしてのミステリーではないですね。ミステリー的な部分もある純文学(今でもこんなジャンル分…

一日だけ

木曜日の朝起きてみると、足首が痛い。去年の11月の出張時と同じ症状で、反対の足でした。1週間大学に出ていないので、無理してタクシーで出勤。いくつかの報告をして、帰宅もタクシーで。 11月から右足首、右ひざ、そして左足首と続くので、今度こそは病院…

北海道とアメリカ文学

12月の支部大会の講演とシンポジウムを支部機関誌に掲載するため両方のコーディネータを務めるUさんから原稿の最終校正の依頼が来ました。自分の分はもうあまり見たくないので、さっとチェックして。 さて講演でH先生がご自分のアメリカ文学史に関連して話…

雪に埋もれる

6日ぶりに札幌に戻ってきましたが、函館に比べると雪が多い。もちろん例年に比べても多いです。古い家の雪降ろしの結果を確認しに行くと、屋根の雪がほぼ庭の半分を覆い、窓をふさぎ、庇にまで達していました。 新しい方の家も、玄関口の方はスペースがある…

少年の孤独

先日亡くなった大島渚の作品で好きなのは『少年』でした。高校生の時にはシネマ・テークでジュリアン・デュビビエの『舞踏会の手帖』などのクラシックや、ゴダールの『気違いピエロ』などを見てて邦画にはあまり関心がありませんでした。 また大島渚の政治的…

函館とニューオリンズ

雪まつりと除雪がきちんとできていないせいか、タクシーがスムースに動かず、5分ほど集合時間に遅れてしまう。それでも列車の発車時刻まで30分以上あるけれど、6人のメンバーのチーフなので申し訳ない。僕は件のスーツケース(たぶん容量55㍑くらい)でした…

アトランタのスーツ・ケース

今日はこれから6日間の函館出張に出かけます。入試の地方会場担当です。昨年までは4日間の入試の前日に入って準備をしていたのですが、昨年旭川会場が雪でJRはストップ、タクシーで7時間かけて夜の12時ころ到着したという事件があったので、今年から前々日…

ヘンリー2世とピーター・オトゥール

ピーター・オトゥールは『ベケット』(1964)と『冬のライオン』(1968年、イギリス映画)でヘンリー2世をを演じているが、まずヘンリー2世について。 ヘンリー2世はプランタジネット朝初代のイングランド王で、父はフランスの有力貴族のアンジュー伯、母マ…

リチャード三世とイングランド王室

昨年8月にイングランド中央にあるレスター市でリチャード3世と思われる遺骨が発見されたました。レスター大の考古学調査チームは、リチャード3世の子孫を探し出してDNA鑑定を行い、昨日遺骨をリチャード3世の物と断定したようです。遺骨は背骨が曲がっていて…

薄幸のスター

先週アラン・ドロンとロミー・シュナイダー共演の『太陽が知っている』(1968)、今日は『勝手にしやがれ』(1959)を眺めて、そう言えば、ロミー・シュナイダーもジーン・セバーグもずいぶんと早くに亡くなっているという共通点に気づきました。 ジーン・セ…

見知らぬ人からのアドバイス

昨日家に戻ると玄関の郵便受けにノートをちぎったメモが入っていました。なんと古い家のどこが壊れかかっているとかチェック・ポイントの指摘でした。不動産屋さんは登記所で、古い家の持ち主を見つけて、土地の売買を持ちかけてきますが、その内の誰かによ…

『メディア論』再読

同僚が駅前の紀伊国屋書店のフリー・スペースでマクルーハンについて話すと言うので『メディア論』を再読しました。 1964年発表、69年に翻訳が出た『メディア論』は僕が学生の70年初頭に流行?してあまり訳も分からずに?みんなでホットだクールだとかと言っ…