雨の学会

全国大会初日。朝出かける時に晴れていたのでほっとしました。でも雨が断続的に風を伴って降り、掲示が濡れて破れたり。建物間の短い移動にも傘が必要になったり。
朝一で、書籍展示2室のうち1室で授業をしているという連絡が入る。あわてて確認すると、どうも学部から非常勤の先生に連絡が入っていなかった。これはずっと問題になっていたが、教室の使用について最終的に統一的に変更などを確認する部署がない。学部に変更のお願いをして、その教室を押さえても、学部の方でその変更先を確保して授業担当者に連絡をしたかどうかは、こちらには分からないシステムになっています。
でも1室の準備をして、そのうち早めに授業を終えてもらった2室目で設営をして事なきを得る。ふー。これが9時過ぎ。11時に実行委員とバイト学生が全員集合し、説明の後設営開始。この時は雨が降っていなかったので立て看板2本は外に。そのうち激しく降りだす。開会式で会長挨拶、内の学長あいさつ、新人賞受賞式。そして研究発表開始。研究発表でPC使用申し込みのなかった先生に対応。あとで申込みをしていたことが判明。研究発表でマイクを使用希望に対応。これは70名の小教室なので基本的にマイクなしなのですが、時に風邪気味の発表者だったり、女性で声の小さい人だったり。
 何とか終わり、懇親会場の全日空ホテルへ。けっこう盛況で140名くらいにはなったような。僕は冒頭の支部長挨拶担当。これはだいぶ前から原稿を用意して、書き直しつつ1400字になった。1分300字で読むと4〜5分になる。実行委員に聞くと、みんな乾杯前で長い挨拶は望まないのではと言われ、悩むが直前ではアレンジする事も出来ず、原稿のままで臨む。何とかつかえずに終了。後からとてもよかったというお褒めの言葉もいただき安心しました。「あと2分くらいで終わります」という乾杯を待っている聞き手の事を配慮する言葉が好感と笑いを誘ったようだ。原稿を手にして、それを読まなかった点も。北海道支部の状況の説明も悪くなかったかも。自画自賛のようだが、準備をきちんとする、聞き手の気持ちを配慮する、+それを明示する、などが挨拶が苦手の僕のような人間でもそれなりの挨拶するための要諦かなと思いました。
 明日の講演の円城塔氏に挨拶をする。とても感じのいい好青年でした。42歳というですが30代半ばのような。漱石の話や、明治以降の翻訳の事など、けっこう話が弾みました。今日の講演も楽しみだけれど、また次のプログラムの準備や確認で聞けないかも。終了後2次会はパスして帰宅。あともう1日あるし。