2010-04-01から1ヶ月間の記事一覧

制度への不信

Gerald GraffのProfessing Literature ( U. of Chicago P, 1987, 2007)を流し読んでいます。昨年の学会で耳にして、その後購入したのだが、どの学会のどの研究発表かシンポジウムか覚えていない。 とにかく英文学をどう教えるかという事に関しては、この本の…

雨の連休初日

雨の中、かみさんは長沼へ園芸講習に。僕は仕事の資料を少しだけ読んで、お昼はチャールズ・ロイドの「フォレスト・フラワー」を聴きながらビール。 午後買い物へ。近くのスーパーの隣が空き家だったが、昨日から花屋さんがオープンした。近所にそれも交差点…

ドラムを聴く

日曜日札幌の女性ドラマーの演奏に関して以来、ジャズ・ドラミングに注目している。 テクニックとパワーとセンス。これが微妙に重層的に、重複的に、錯綜的に重要だ。テクニックで言えばシンバル・レガートを正確に刻めても、それが必要なタイミングを察知す…

伝統的な講義形態

今年から始めた「英米文学」はパワーポイントでの準備ができないので、毎回ぎりぎりにレジュメを印刷して、黒板を使ってやっています。 疲れるけれどいい面もあります。パワーポイントを使っていると教室の前の席でノートPCの前に座ったきりですが、今回のス…

ユダヤ人の思考様式と生活

先週の土曜日の北海道アメリカ文学会の第143回研究談話会では小樽商科大学の羽村貴史さんが発表をされた。僕が支部HPへの報告を書いたのでここに転載します。 羽村さんの発表は、「正統派ユダヤ教の世界――その思考様式と宗教生活」と題されたもので、前半は…

二つの宴

昨日は昼テニス。とても寒くて待っているうちに冷えてしまって。順番がまわってきてプレイする時には体がうまく動かない。 夕方、円山のレストラン「セッカ」で学部の歓迎会。横浜市立大学から上杉忍先生というアメリカ文化では有名な研究者が我々の仲間に。…

初期の映画

4年生のゼミで映画の歴史を英語で読んでいる。リュミエールやエジソンと同時代の映写機について記述が難しい。「レイサム・ループ」という言葉の前後がよく分からなかったけれど「時計仕掛けの昭和館」(http://fcm.blog.so-net.ne.jp/)を見て理解しました…

『煙の樹』を書評する

本書はDenis JohnsonのTree of Smoke(Farrar Straus & Giroux 2007)の翻訳ですが、先ず600頁を越す訳業を成し遂げた藤井氏に賛辞を呈したいと思います。1970年代から発表され続けてきた様々なベトナム戦争小説群にピリオドを打つような刺激的かつ重たい作…

時間が余る

今年から担当している「英米文学」。1部と2部1クラスづつ月曜日に開講しています。いろいろあって準備がぎりぎりになる。他の科目のようにパワー・ポイントを用意する時間がなく、普通にレジュメを用意して黒板に板書する伝統的な?講義スタイルをとっていま…

やっぱり楽しい?!

日曜日は今シーズン初めての外でのテニス。9時過ぎからコートに行き、12時過ぎまで楽しみました。コート・サイドでの仲間との語らいも楽しい。いつもコートの管理をしてくれるKさん、団体戦のメンバー集めに奔走?するSさん、就活中のNさん。 今年は土曜…

コート開き

今日から自宅そばのテニス・コートでテニスができるようになった。でもいつもならシーズン始めに湧き上がる気持にならない。今日も1日時間を資料読みに使えるのでこれから研究室に。家に持ち帰ってもいいのだけれど、テニス・ボールの音がが聞こえそうな所に…

ゼミの学生

金曜の午後は、3年の新ゼミと4年生の持ち上がりゼミがあった。 3年生は12名すべて女子学生。志望理由書で33名から12名を選んだ結果、男子学生は入らなかった。今考えると男子学生は言葉が少ないか、過剰かで、適切な志望理由を書いていなかったような気がす…

教務の仕事、終了

火曜日と金曜日に卒業生の登山家、久末さんの講演があった。まだ教務委員だった3月に新1年生の基礎ゼミに公演を企画した。その後バリ島にいた久末さんに連絡。教授会での承認、会場・内容・謝礼金学の決定、設営の分担、取材の受け入れ、けっこう準備の仕事…

ヘル・レイザー

これは"hellraiser"、問題を起こす人、酒乱の事で、購入した本のタイトルです。 『キネマ旬報』で鬼塚大輔さんが挙げていたのが面白そうでアマゾンで買いました。作者のRobert Sellersには同様の本が他にもあるようですが、本書はイギリスの酒飲み俳優列伝で…

キャッシュ問題

「webmasterの失敗」の続きというか。キャッシュ問題と言ってもcash(現金)ではなくcache(隠し場所)の方です。言葉は聞いていたのですが、今回の支部ホームページのトラブルはこれも原因の一つでした。 ブラウザをエクスプロラではなく、ファイア・フォッ…

中学時代

僕は勤務先の北海学園大学のそばで小・中学校時代を過ごした。中学時代の仲間や担任の先生とも時々というか結構会う。 今回は茅ヶ崎で和食の店を営んでいるY君を尋ねるのが目的です。千歳でY君(別なY君、MITUYAの主人)と待ち合わせ、ダグウッド・ビーフカ…

危なかしい船出

入学式では略礼装をして式の1時間半前に集合して写真を撮る。白いネクタイを初めて締めました。北海道では結婚式でも親族以外はダーク・スーツでいいので、ホワイト・タイはこのために購入。 大学に行くと、できるだけ教務センターに顔を出して、センター長…

大学の単位の不思議

大学で何単位取得しないと卒業できなとい言う事に学生は必死になるが、単位そのものの意味や成り立ちについてはあまり知らないし、関心もないようだ。ま、教員ももしかしたら事務の人も知らないかも知れない。 実は偉そうに言う僕も関心はあったが正確には知…

ウレシイ悲鳴?!

学科の新3年生のゼミ選択のための研究室訪問は2日間とってある。しかしそれが今年は日程の関係で金・土となっているので、金曜日に集中して、土曜日は開店休業だろうと予想していた。 しかし金曜日の45名の半分くらいだが、20数名が来室。最後の4時前に一人…

研究室訪問と教務連絡会

4月2日(金)は午後1時から4時まで新3年生の専門演習の選択のための研究室訪問です。学生はシラバスを読んでこれはと思う教員の研究室に行ってゼミの内容や進め方について説明を受けます。 昨年初めてのゼミ開講の時にも40名ほど来たけれど、今回は45名以上…

辞令交付式

4月1日(木)は11時ガーデン・パレスで辞令交付式。30年前に教養部に英語講師として赴任した時には、大学内でやったような微かな記憶がある。 今回は退職・解任・併任・昇格・移動・新任・委嘱など60名が対象の式だった。名前を呼ばれて返事をして、居並ぶ理…