歴史は嫌いか

2部の「北米論」でアメリカ映画の歴史についてPPで講義をしたけれど、今まで程受け入れらないような気がしました。それは学生の知的レベルが変わってきている(はっきり言えば、落ちてきている)事があるでしょうが、通史的なアプローチにも問題があるとも自覚しています。歴史的に時間系列で説明するのは簡単だし、資料も作りやすい。でも、もう少し工夫をして、ポイントを絞ったり、学生が知っている現在の映画を取り上げたりしないと成立しなくなってきているかも。
 で1部の音楽をやっている授業でも、毎回1曲でやると、その曲に関連する資料を作るのがけっこう大変で、でも面白い。今回はビートルズのLet It Be。オリジナルの演奏を紹介した後、ジャズ・バージョンを流して、ジャズの歴史(でいいのかな)か説明をしようと思ったけれどないので、ジョー・コッカーの歌唱を紹介。続けてジョー・コッカーが有名になったウッドストックでのWith a Little Help from MY Friendsをかける。これはビートルズのオリジナルよりも面白いです。で次はA Ticket To Rideをかけて、ヴァニラ・ファッジのサイケデリック版という、具合にジャズではなく関連するロックやポップ・ミュージックについて紹介しようかなと目論んでいます。