2013-01-01から1ヶ月間の記事一覧

哲学より体

年末の膝痛がほぼ治ってしまった。美食ではなく暴飲による痛風かなとも思いましたが。すると今度はこの大雪による腰痛。たいした時間も分量もやっていないのですが、先週の暖かい時の湿った重い雪の時に来たようです。 もちろん、重いものを持つ時の、腰を下…

試錬の意味

参考文献を返しに来たゼミ生と雑談をしていて、友達が悩んでいて「人って何のために生まれてきたんだと思う?こんな事を考えるのって病んでいるのかな?」と質問されたと言っていた。そういう事を考えるのはごく普通で決して病んでいる(あまりいい言葉では…

師弟という関係

師と弟子という関係は、その分野の指導を中心とする能力と人間性が取り結ぶ関係としては様々な分野で見る事ができます。師弟とは言えないかも知れないけれど、指導者の暴力と指導される生徒の自殺と言う愚かしくも悲劇的な事件も記憶に新しいところです。 さ…

最後の授業

昨日1月25日(金)が僕の今年度最後の授業でした。大学の授業は今日土曜までで、来週の月曜日から1週間の定期試験があり、その後学生は4月初旬まで一番長い休みがあります。 一般社会?では大学って休みが多いともっているようです。確かに多い。半期15回授…

北国の悩み

引っ越して6年近くになるのに元の家の処分が出来ない。優柔不断と言うか、家内の荷物の整理と処分が遅れていると言うか。 3年前の2月には煙突が倒れて裏の家の屋根と窓枠を直撃して、100万近い弁償代がかかりました。幸いその家の人がけがをするという事はな…

黒人選手のニュー・フェイス

昨日全豪オープンの4回戦でセリーナ・ウィリアムズを破ったのが、同じアメリカの黒人選手スローン・スティーブンス、19歳。セリーナは足の調子が悪く、試合中にも背中に激痛が走ったとはいえ、スティーブンスの物怖じしない、小気味いいプレイは次代のスター…

教務的英語

時々教務の事務から英語の表記について、翻訳してくれとか正しいかどうかチェックしてほしいという依頼が舞い込む。 ネイティブ・スピーカ−の人に確認して回答する事が多いです。 で、今回は「既修得単位」の英語表現が「英文成績証明書」に必要になるので、…

負けないテニス

全豪オープン第7日の20日は、男子シングルス4回戦で第16シードの錦織圭が第4シードのフェレール(スペイン)に3ストレート負けした。これで日本勢はほぼ消えてしまった。これのフェレールという選手、昔風の長い髪で、クレー・コート中心のプレー・スタイル…

子役の成長とブラット・パック

『ヤング・ジェネレーション』と『太陽の帝国』(1987)を見ていて、子役の成長について考えた。1979年の『ヤング・ジェネレーション』は大学にも行かず3人の仲間と無為に過ごしていた若者が趣味の自転車が高じてロードレースだけは真剣にのめり込んでいく、…

19の春

朝出かける時に家のでそばでテニス仲間の車と遭遇し、最寄りの地下鉄駅まで乗せてもらった。最初気付かなかったのだけれど車の中には息子さんが乗っていて、これからセンター試験に行くという事だった。この少年と大通り駅まで同行して話をした。試験会場は…

テニスと言語能力

新しい年の最初のグランド・スラムが始まる。9月の全米テニスの後、北海道では10月一杯で屋外のテニスは終了し、長いシーズン・オフが始まる。早くて4月初旬に開始できるとして5か月間の休眠期間。冬に他の運動をしない人間にとってはとても長く感じる。だか…

他人の重荷を背負う

The BandのThe Weightを訳しています。これはバンドの曲の中でも有名で1968年のファースト・アルバムMusic From Big Pink収録。僕はアメリカのルーツ・ミュージックというか、黒人のR&Bやゴスペル、白人のカントリーやフォークなどある種ごった煮的な泥臭…

鮭雑煮

本城家のお雑煮は、北海道の普通の焼いた角もちを入れたお澄まし仕立てでした。もちろん北海道は本州のいろんな食文化が入っていますが、雑煮は関東風に統合されていったようです。母方は祖父が鳥取出身ですが、甘い小豆の入った丸餅のお雑煮ではありません…

The More You Consume

相変わらず卒研を読んでいます。さっきはロック・ベースをやっている男子のヴィヴィアン・ウエストウッド論。ミニ・スカートを流行らせたマリー・クアントなら知っているけれど、ヴィヴィアン・ウエストウッドって誰? これがセックス・ピストルズをプロデュ…

卒業研究のチェック

うちの学部というか学科では卒業研究を年明けに提出してもらっています。ほとんどは論文なのですが、論文以外の形の研究も受け入れる意味で卒業研究としたようです。例えば、彫刻や絵画、自分の演じた舞台や踊りや演奏ののDVDなどもありだろうか。でも実際は…

Time after Time

新年度のロックの歌詞を読む授業のテキスト(歌詞探し)をのんびりとやっています。毎年2学期に歌詞が足りなくなって追加する作業を性懲りもなくしていますが、新年度からは少し多めに準備をしようと。 だとすると1回2曲で前後期30回の授業で60曲?でも2学期…

『越境』が届く

コーマック・マッカーシーの『越境』(早川書房)が元旦に届いた。この2か月で論文にしなければならないのですが、もちろん原書(ペーパーですが)と、翻訳(文庫)は持っています。今回買った単行本も実は持っていましたが、2008年にカナダに行った時にエア…

あらためて

このブログの数少ない読者の皆さん、明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします。 さて相変わらず、研究・授業・趣味(音楽・映画・読書・お酒・食べ物,etc.)、そしてこの世のいろんな事象についての雑感を書き連ねて行こうかと。ただ時々…

地味に、ひっそりと

新年の所感なんて言うと、首相や大統領などがするものなので、元旦の感想です。(朝日)新聞を読むとアメリカの学者がアメリカが不況を脱出する唯一の方法は中間層の復活であると語っている。確かに格差や富の偏在を改善するプラグマティックな手段だと思う…