2012-02-01から1ヶ月間の記事一覧

欲望の資本主義とグローバル化?

英米のミステリーや映画ではよく出てくる「ケイマン」という地名が日本でも本格的にメディアに紹介されましたね。 イギリスの海外領土で西インド諸島の一つCayman Islands(ケイマン諸島)は、tax haven(租税回避地)で知られています。タックス・ヘイブンと…

秋入学と学びの多様性

東大が「秋入学」について5年後に実施する案を出して他の主要大学にも協議を呼びかけたそうだ。 地方の一私立大学も2学期復学について今日の教務委員会で協議する。通年科目が減り、本格的なセメスター制とは言えないまでも、学期毎に単位を認定するようにな…

今度は『チャイナタウン』について

『オトン』の今月号の「映画、この一本」で『チャイナタウン』について書きました。本当は編集者がインタビューをして聞き書きをするらしいですが、時間もないので聞き書き風の原稿を書いて送りました。しかし研究者風?の書き方になったようで、もう少し分…

先輩の本

先週土曜日、西高の1期先輩の人たちがやっているお店Woodstock Westで3年のゼミコンパをやりました。その時に先輩の二通さんから昨年夏に出したご本『映画で学ぶ特別支援教育』(全国障碍者問題研究会出版部)を頂きました。これは出た時から買おうとしてい…

スウェ―デンからイギリスへ

年末に耽溺した?はずのミステリ三昧が終わらない。これは明らかに仕事からの逃避なのですが。 年末は文庫翻訳ミステリで第1位となったヘニング・マンケルの『背後の足音』(創元推理文庫)からクルト・ヴァランダ―刑事シリーズ8作(11冊上下巻が多い)を読…

性懲りもなく

木曜からかみさんは姉たち3人と両親の法事のお礼も兼ねて東京へ。月曜まで一人なので、少し料理のようなものを試みています。希望は豚の角煮、ビーフ・カツ、ゴロ入りの塩辛ですが、どれも面倒なので、白菜と豚肉の重ね煮をやってみました。 白菜と同じよう…

終わりと始まり

昨日の朝日新聞(夕刊)の「文芸時評」はロシア・ポーランド文学の沼野充義さんによるポーランドの詩人シンボルスカさんを追悼するものでした。 この88歳で亡くなったノーベル文学賞を受賞した東欧の女性詩人の事は初めて知りました。でもその詩風の紹介だけ…

Deer Hunterの事など

雑誌に書いた「映画、この一本」では最初に『グローリア』について原稿を用意していた。1980年ジョン・カサベテス監督のこの作品について書いた後、雑誌で紹介するためのジャケット(表紙、かばー)のあるDVDかVHSがなく、『チャイナタウン』に変えま…

小トラブル?!

定期試験は不正行為が1件もなく無事終了したと思ったら、その直後に教務的な問題がいくつか発生。ここには書けませんが、音楽や映画についてブログを書く時間と気力がありませんでした。 自分のミスも原因の事件、宿題をネグレクトしていた件、そして自分の…

Lost City Radioの死と記憶

北海道支部から同志社大学へ赴任した藤井光君の翻訳がすでに4冊目。実は2010年10月の英文学会北海道支部大会での藤井君のこの作品に関する発表を僕が司会させてもらいました。その時の会場の雰囲気や質問の一部も鮮明に記憶しています。 さてペルー出身のア…