2012-08-01から1ヶ月間の記事一覧

ワークショップと大学教育

先日行われた支部研究会の「若手研究者のためのワークショップ」に寄せて、支部会員の渡辺信二先生(立教大学)が原稿を書いてくれました。10回目になる支部ワークショップの第1回目の司会をしてくれた信二先生は、ワークショップの意義から、文学または文学…

同い年のベーシスト

1970年代に札幌でマッコイ・タイナーのクアルテットを聞いた。サックスはエイゾー・ローレンス、ドラムスは覚えていない。そしてベースはアレックス・ブレイクだった。このベースは、マッコイがコルトレーン・バンドにいた時のベース、ジミー・ギャリソンの…

Thin Red Lineの役者たち

「シン・レッド・ライン」は主役のジム・カヴィーゼルはその後メル・ギブソン監督の『パッション』でも主役(キリスト)を演じたけれどその後はあまり名前を聞かない。 出世主義のトール中佐を演じたニック・ノルティ、准将を演じたトラボルタ、ショーン・ペ…

「細く赤い線」を哲学する

■生と死を分ける「細く赤い線」を哲学する 伝説的監督で、20年振りの復帰で話題のテレンス・マリックの演出は、画面にかぶさる各兵士たちのモノローグを多用して哲学的・詩的な映像を作り出している。登場人物を多くすることにより物語を拡散させ、そこに個…

『シン・レッド・ライン』を観る

テレンス・マリック監督の『シン・レッド・ライン』(1999)をStarChannelでみた。 鬱蒼とした緑と原色の鳥、青い空と海に囲まれた熱帯の島に、メラネシア系住民たちに混じって子供たちと遊ぶ白人の姿があった。『地上より永遠に』の主人公プリウィットを連…

ビリー・ワイルダーとベルリン

11月のシンポジウムと2月〆切の論文に加えて、12月もシンポジウムのパネリストになってしまった。スピリチャアル・ジャズとピンチョンとマッカーシーを同時に考えるのに少し疲れて、小林信彦の映画本で休養。 小林信彦は『ヒッチコック・マガジン』編集長の…

Whartonを読む

先週の土曜日11日の午後、藤女子大学で北海道支部の例会=第10回「若手研究者のためのワークショップ」がありました。 第1回を立ち上げた上西さん(東京工業大学)が司会で、イディス・ウォートンの"Age of Innocence"をみんなで読むという拡大版読書会のよ…

オリジナルとライブ

ファラオ・サンダースの"You've Got to Have Freedom"を聞くためにオリジナルの演奏である"Jouerney to the One"を買い、同曲を聞きました。何か歌入りのフュージョンっぽいサウンドで、悪くはないが・・・ 結局82年の『ライブ』を繰り返し聞いています。そ…

また初めて

スピリチュアル・ジャズについて調べようと今まで遠ざけていた?ファラオ・サンダースのCDを2枚ほどアマゾンで購入。遠ざけていたのは師のジョン・コルトレーンの亜流だと思い込んでいたのと、妙に宗教的なポーズのアルバム・ジャケットや"Karma"というタ…

人のつながり

学部の『人文フォーラム』で学部長が書く「巻頭言」は今回は翻訳についてでした。その中で須山静夫さんの『クレバスに心せよ!』について触れていました。学部長と須山さんはS学院大学での同僚だったそうで、須山さんの奥様から同書を恵贈されたらしい。 そ…

不覚?!

一昨日採点が終了し、昨日Web上で評価の入力を終えました。ホッとしたところに旧友から電話が入り、7時ころWoodstock-Westへ。2軒目先輩の焼き鳥屋。3軒目旧友の行きつけのスナック。そこへ2軒目から飲み仲間が参入し、酔いつぶれた旧友をおいて、知り合いの…

定期試験開始

昨日から1学期の定期試験が始まった。今年は授業回数15回実施に伴い、今までとかなり大きく定期試験も変えました、まず試験期間を10日間から6日間に圧縮。これまで定期試験時間割を別途作成していましたが、授業時間割を元に作成。しかし授業時間は1部5時間…