喪中欠礼

 時々「喪中欠礼」が多い年があるけれど、今年は特に多いな気がする。自分の年齢が60近いので、友人の親も生きていれば90前後ということで訃報も相次いだ。
 大学入学時から40年近い付き合いの友人は、今年初めに自分の母親と奥さんの母親をほぼ同時期に亡くした。本人が役所勤めも今年度いっぱいで、今月還暦を迎え、その事でも少しブルーになっているような。
 ある友人は、61歳のお姉さんが病気で亡くなった。大学の同僚は57歳のお姉さんを亡くし、元同僚は58歳の弟さんを見送った。この年の近い姉妹・兄弟の死は、90近い親の寿命を迎えての死とはまた違う感慨があるだろう。今回初めてパソコンの住所録を使って年賀状を印刷しようとデータを入力しながら、いろんな人の顔が思い浮かんだ。