お気に入りのシングル・モルト

 さて疲れをいやすのには、美味しいお酒が一番です。とは言っても、疲れていなくても、つらくても嬉しくてもとにかくお酒。
2010年にはグレン・モーレンジについて書いていました。ここ数年はマノックモア(Mannochmore)です。
ブレンド・ウィスキーで有名なヘイグやディンプルのモルトを作っているグレンロッシー蒸留所の敷地内にもう一つマノックモア蒸留所を建てて作られています。両方の蒸留所の経営はJohn Haig & Co。僕が入手しているのは、ラベルに花と動物が描かれているディアジオ社の「花と動物」シリーズです。ディアジオ社はギネスを含むイギリスの酒造メーカーで、マノックモアにはキツツキの一種のアカゲラ(great spotted woodpecker)が描かれています。
ウィスキーの原酒はウォッカのように透明なスピリッツですが、樽で熟成させると琥珀色から濃い色に変わっていきます。蒸留年数が多いほど色が濃くなり、値段は高くなるけれど、僕は色も味もフレッシュでクリーンな12年くらいが好みです。特にマノックモアやグレンロッシー、グレンスペイなどは蜂蜜色で、ボトルをテーブルに置いて、その爽やかな色を愛でながら飲む。味もマノックモアは癖がなくて飲みやすい。