ステイプル・シンガーズの事

ステイプル・シンガーズの長女クレオサが78才でなくった。新聞でも小さいけれどけっこうあちこちで記事が出ていましたね。授業でThe Bandの"The Weight"を扱った時、ステイプル・シンガーズの加わったバージョンで紹介しました。1976年、ザ・バンドの解散コンサートを記録した映画「ラスト・ワルツ」に出ていたんです。
 ステイプル・シンガーズはお父さんのローバック"ポップス"ステイプルズ と娘たちのゴスペル・グループで、一般的には1960年代にスタックス(メンフィスのレコード・レーベル)から出した"I'll Take You There", "Respect Yourself"が有名です。
 お父さんのソフトな歌い方と、娘のパンチの利いた歌い方とのバランスが良かったような気がします。
もう1曲代表的なのが、1978年カーティス・メイフィールド作曲の"Let's Do It Again"。これは、同名映画のサウンドトラック盤で、タイトル曲がナンバーワン・ヒットとなっている。映画はシドニー・ポアチエ監督・主演の邦題『一発大逆転』。当時のブラックスプロイテーションの1本なのでしょうが、どうもポワチエには監督の才能はないようです、4本撮っていますが。でも出演がビル・コスビー、カルヴィン・ロックハート、オシー・デーヴィスなど懐かしい黒人俳優が沢山出ているので見てみたい。