卒業研究のチェック

 うちの学部というか学科では卒業研究を年明けに提出してもらっています。ほとんどは論文なのですが、論文以外の形の研究も受け入れる意味で卒業研究としたようです。例えば、彫刻や絵画、自分の演じた舞台や踊りや演奏ののDVDなどもありだろうか。でも実際は99%論文形式です。
 さて今年の4年生は10名で、10本の論文を読んでチェックします。ゼミによっては4年の演習はきちんと英語や文献を読んで、「卒業研究」は演習と別途単位があるので、そちらの指導が演習とは別にするらしい。本当はそれが正しい。
 しかし授業時間が設定されていない卒業研究をゼミ生の自主性を信じて?指導するのはかなり難しい。僕の場合は、4年の演習の時間をほぼ使っています。ほぼというのは単位の意味からも全部それに使ってはおかしいのと、やはり英語をきちんと読む訓練も最後のゼミではしたいから。
 で1学期は中間発表をしてもらい、2学期は提出原稿のチェックを皆でします。ゼミ生にとっては自分の原稿だけでなくゼミ仲間のテーマを知り、文章を読む事で自分の勉強にもなる(と思う)。
 その後、最終提出の前に僕の所にメールでおっくてもらいチェックをしてから、来週事務に提出してもらうようにしています。ところが直して送った後に、学生から再度送られてきたのがこちらのチェックを反映していない。そんな学生が年末・年始に複数いて、ずいぶんとオッチョコチョイな学生なんだと思いました。ま、あんまり他人の事は言えないけれど。