負けないテニス

 全豪オープン第7日の20日は、男子シングルス4回戦で第16シードの錦織圭が第4シードのフェレール(スペイン)に3ストレート負けした。これで日本勢はほぼ消えてしまった。これのフェレールという選手、昔風の長い髪で、クレー・コート中心のプレー・スタイルなのか、とにかく繋いで相手のミスを誘う。これでは膝に故障を抱える錦織は苦しい。
 女子シングルス4回戦でも、第4シードのアグニエシュカ・ラドワンスカポーランド)が元世界ランク1位で第13シードのA・イバノビッチセルビア)に6-2, 6-4のストレート勝ちした。復調しつつあるトップ・プレーヤー一の美形であるイバノビッチも適わない。ラドワンスカはフェレールとはまた違う「負けないテニス」の選手として有名。解説者も言っていたが「知らないうちに勝ち上っている」らしい。そんな事はないだろうが、イメージとしては圧倒的な攻撃力がある訳ではないが、多彩な技を持っていて、それを状況に応じて使い分けて、勝機をつかむ試合巧者なのです。
 で、フェレールの方は一生懸命プレイをしているので好感が持てますが、ラドワンスカは冷静な支配運びが醒めているようにも見えて・・・