教務的英語

 時々教務の事務から英語の表記について、翻訳してくれとか正しいかどうかチェックしてほしいという依頼が舞い込む。
ネイティブ・スピーカ−の人に確認して回答する事が多いです。
 で、今回は「既修得単位」の英語表現が「英文成績証明書」に必要になるので、ある事務長(時々このブログを見ているらしい)が作成し、今日の委員会で審議します。
 "Advanced Credit"という原案なのですが、"advanced"って言うのは、「上級の」とか「進化した」という意味で使う場合が多いので、「既修得」に相応しいか気になり、ネイティブの人にメールで聞きました。すると"transfer credit"がいいと言う返事が来ましたが、まだ気になって、ネットを調べると、ウエッブ辞書ではだめで、ウイキペディア(英語版)で、"Advanced Credit"と"transfer credit"の両方の表記が出ていました。主としてアメリカ英語だそうですが。
 と言う事で、原案を作ってくれてたS事務長の勝ち。ですが厳密に言えば、"Advanced credits gained from other institutions"の"gained from other institutions"という原案は説明になるので、委員会前に了承してもらい削除しようと思います。
 教訓・疑問に思ったら、注意深く調べて確認した後、異議を申し立てる事。今回はセンター試験で疲れて帰宅したネイティブのM先生に余計な問い合わせをしてしまいました。
P.S. 後からM先生の追加メールがきて、、"Advanced Credit"は、大学以外の場での経験が単位と認定できる場合、"transfer credit"の方は教育機関での単位と違いを説明してくれたので、最終的には後者の案を採用しました。