雨の連休初日

 雨の中、かみさんは長沼へ園芸講習に。僕は仕事の資料を少しだけ読んで、お昼はチャールズ・ロイドの「フォレスト・フラワー」を聴きながらビール。
 午後買い物へ。近くのスーパーの隣が空き家だったが、昨日から花屋さんがオープンした。近所にそれも交差点の角に花屋さんっていうのは心が和んでいい。早速入って目についたクレマチスについて聞くと乾燥に弱いらしい。葉の形・大きさ・色が申し分ないけれど、少し値段が高い事もあって断念。
 店から見えるところにうちの古い家があるのだけれど、亡父が植木屋である事をお店の人は知っていた。旧居の庭が季節毎に花が咲くようにアレンジされているらしい事を初めて知った。白木蓮やナナカマドが育ちすぎて枝切りが大変だった記憶しかない。その庭も今年中には処分しなければ。そう言えば、かみさんが苗の買い付けの時に行った宮の森の苗屋さんでも本城という名前を聞いて造園をしていた父の事が話題になったそうだ。
 父が亡くなって23年、母は16年前に亡くなった。親の事って年を取ってから懐かしく思えるようになるのかも知れない。お世話になりました、本当に感謝していますという気持ちになった時にはもうそれを伝える相手がいない。でも親ってそれさえも許しくてくれるような。