また初めて

 スピリチュアル・ジャズについて調べようと今まで遠ざけていた?ファラオ・サンダースのCDを2枚ほどアマゾンで購入。遠ざけていたのは師のジョン・コルトレーンの亜流だと思い込んでいたのと、妙に宗教的なポーズのアルバム・ジャケットや"Karma"というタイトルなどが好きになれなかったからでした。
 しかし82年の『ライブ・アット・ザ・イースト』の1曲目"You've Got to Have Freedom"がすごい。いきなりファラオのフリーキーなテナーの咆哮(数えると20回)、そのすぐ後のにピアノのジョン・ヒックスの熱い、長いソロが。昨日も通勤中何回もi-phoneで聞きました。ちょうどイヤホンが壊れたので、思い切ってBoseの1万6,900円の物を買いました。これはライブなら会場のいろんな音が聞こえるくらいすごいです。
さて演奏もスゴイがファラオの歌のようなもの、メンバーの紹介もなにか興奮しているのか熱くて面白いものでした。ジャケットはその時の写真の様に思えます。またこの曲のオリジナルはもう少し大人しい、きれいな演奏なので、ライブの方はオーディエンスに乗せられてグルーヴが生まれたのかな。これはスピリチュアル・ジャズとはまた違うジャズのような気もします。特に70年代はフリー(・ジャズ)の洗礼を受けたミュージシャンがもっと自由に演奏できた時代のような。
 
 http://www.youtube.com/watch?v=7YH-36CVof4&feature=related