人のつながり

 学部の『人文フォーラム』で学部長が書く「巻頭言」は今回は翻訳についてでした。その中で須山静夫さんの『クレバスに心せよ!』について触れていました。学部長と須山さんはS学院大学での同僚だったそうで、須山さんの奥様から同書を恵贈されたらしい。
 それで僕はおせっかいにもよく読むO教授のブログを紹介しました。昨年亡くなった須山さんへの追悼文がとても感動的でした。O教授が大学生徒の時に非常勤に見えた須山さんの教えでフラナリー・オコナーを研究対象として選んで行く。その授業のやり取りなど筆力のある人って記憶力がすごいと思いますね。そして須山さんの家庭の悲劇などについて、アメリカ文学に触れながら綴っていくブログは「次の項へ続く」が10何回も。
 学部長はさっそくそのブログを読んで、しかし長いので中断して僕にお礼のメールをくれました。人の不思議なつながりを深く感じました。