今年の4冊

朝日新聞の書評委員20名が選ぶ「今年の3点」。計60冊あるけれど、今回は1月の最後の授業「アメリカ文化論」で紹介しようと思っているので、アメリカがらみの本を選びました。書評の言葉が選択の重要な指標です。

・『墨ちりばめられたる旗』(小手鞠るい
・『メシュガー』(アイザック・B・シンガー)
・『ヒルビリー・エレジー』(J・D・ヴァンス)
・『最後の資本主義』(ロバート・B・ライシュ)

 一応ストーリーも考えました。100年前にアメリカに渡った日系移民の日米開戦・収容所・戦後の3代の母娘の視点で書かれている『墨ちりばめられたる旗』。
 第2次大戦後のニューヨークのユダヤ人の怒りと赦しの物語『メシュガー』。
 アメリカの地方に生きる白人男性の自伝『ヒルビリー・エレジー』。トランプ政権誕生の一因となった取り残された白人貧困社会の挽歌。
 そして格差を拡大させ、弱者が追いつめられるアメリカの資本主義を追求する『最後の資本主義』。
 実はこれからアマゾンで注文して読もうと思います。

ささやかなイブ。キッシュやシーザー・サラダとお惣菜は円山クラスのテルツイーナ。白ワインは山の手のラッキーで買ったものです。