今年最後

今年最後の授業を終了。「アメリカ文化論」ですが、70分くらいジャズをかけました。もちろんいろいろ工夫をして、ジャズの歴史やアメリカ文化との関わり、ジャズのアメリカ的特徴などをスライドに整理して。
 前振りは15分ほど、朝日新聞に連載されている「英語をたずねて」(違うかな?)の「ラナウド留学」に反応しました。利尻高校から高校生を派遣しています。ラナウド・マクドナルドについては2014年初めて知ってこのブログで書きました。日本で最初のネイティブの英語教師だった人です。ネイティブと言うのは英語の母語使用者と言う意味と、ネイティブ・アメリカンでもあった人というダブル・ミーニング。
 白人と原住民の混血であったラナウドは捕鯨船にのって日本に来て、利尻島に密航します。そこでアイヌの人と1週間ほど暮らした後、鎖国だったので長崎に連行され、オランダ語の通詞だった森山さんに英語を教える。
 その紹介。英米文化の学生にも、それと全体87名の内10数名いる日本文化の学生も関心の持てそうな話題として。そういえば、昨年3月に卒業したゼミ生は利尻の高校で英語の臨時教員をしているのではなかったかな。
 夕方地下鉄でお会いした先生は僕よりも2つ上で定年ですが、後4年ほど新設される看護系の学部の教職と担当されるとか。また学校に通うお子さんがいる事も再就職の理由の様です。来年からのんびりするのが申し訳ないような。