Youtube活用

 授業や講演でYoutubeを利用している。
 今のところロックの歌詞を読む英語文化演習が一番利用度が高いかな。
 なぜかと言うと、他の授業ではYoutubeの画像の粗さ(特に教室のスクリーンで拡大すると)が気になるが、音楽が中心の映像ではそれが気になる度合いが少ない。今までCDなどで音だけ聞いていたのが、歌っているミュージシャンの映像や、曲のイメージを想像させる映像が楽しい。

 昨日はマービン・ゲイの曲"what's going on?"を9・11以降のアメリカを励ます曲としてデスティニー・チャイルド、ボノ、アリシア・キーズ、パフ・ダディなど錚々たるメンバーが歌っている映像を取り上げた。

9・11の時にニューヨークにいた僕はあるサイトにアメリカがテロの原因だと書いて、テロのためにバッテリー・パークの住まいから子供と避難した主婦に批判された。でもやはりアメリカが悪い。被害にあった人たちは気の毒だと思うが、もっとひどい状況を世界の各地で引き起こしてきた自国の政府についてアメリカ人はあまりも無知だ。
 だからこの曲もその格好良さとは別にけっこう引いて聞いてしまう。

 http://www.metacafe.com/watch/39217/all_star_tribute_whats_going_on/
  写真は参加したアメリカの倖田來未(?)クリスティーナ・アギレラ

 



 また2部の北米文化論では、都市と郊外の説明に『パパは何でも知っている』、『うちのママは世界一』など50年代のアメリカのホーム・ドラマの映像も流した。その流れで70年代の日本のTV『岸辺のアルバム』も。