無反応

 火・水はいつも通り新3年生の専門演習のゼミ選択のための研究室訪問の期間でした。よその学部では面接をするところもあるらしいですが、人文学部が面接ではなくて、どんなことをするのか担当者に聞くための期間です。
 火曜日と水曜日の午後2時間で、計50名きました。なぜか2回来た学生も2名。もちろん全員僕のゼミを志望してくるわけではありません。今年はけっこう2日間いろんな研究室に学生は行ったようです。
 1部の英米文化学科は100名ちょっとで、担当者は11名ですから、1ゼミ10名くらいの計算になります。今日の午後が学生の志望理由書の締切で、明日学科で調整のための会議をします。たくさん志望が来るところは選抜しなければならないし、そうでないゼミは2次募集を受け付けます。
 僕のゼミは、映画や音楽についてなので、学生は気楽に学べると思って志望してくる学生が多い。選抜する場合は、基本的には志望理由書がきちん書かれているかによって決めます。後は、成績をチェックするか、来た学生に一応な名前を書かせているので、迷った時にはどんな態度の学生だったか思い出して、参考にする時もあります。
 さてタイトルは、自分から来ているのに、無反応な学生もいるのが少し気になったので。1回5人くらいのグループに対してゼミの進め方とか、雰囲気とかを説明します。いちおう説明をした後は、学生に何か聞きたいことは無いのと質問すると、もちろんある程度は質問が出てきます。ただ、何も質問をしないグループもあって、やむを得ず説明を続けながら、この学生たちが希望してきたらどうしようと思いました。
 シャイなのとも少し違う。常識的なコミュニケーションの初歩が出来てないような気がしました。50名の内1割くらいでしかありませんが、この学生たちを指導するのは結構大変だろうなと心配になります。