「斤」について学ぶ

「斤」(きん)は、尺貫法における重さの単位のひとつです。尺貫法(明治時代に統一)、少し懐かしいです。体重を16貫なんて言ってました。1貫は3.75㎏なので、65キロくらいの20代までだろうか。肉屋さんでは 匁(もんめ) =1000分の1貫 (3.75グラム)も流通していました。
 そして今回は 1斤(きん)=160匁 (600グラム)が話題に。週末の朝ごはんの食パンを買うのに、僕と家内とパン屋さんで微妙に意思の疎通が・・・僕はパンの1本を1斤とこの数十年勘違いしてました。この斤は薬や調味料お茶などに使われてきた単位ですが、食パンの「斤」は、英国の「ポンド」が起源らしい。日本では1ポンド≒120匁とし、「英斤」と呼んでいました。
イギリスのポンドと言えば、453グラムで、バターの1箱はその半分の半ポンドでした。と言うのは以前は半ポンドすなわち225gの製品が主流でしたが、M乳業が200gのバターを225gよりも安い価格で出したら、消費者がその25gの違いに気付かず、安いと勘違いしてその某メーカーのバターを買ったため、他のメーカーも200gに変更したという歴史?があるようです。今冷蔵庫で雪印のバターを確認したら、200gでした。
 さてパンに話を戻すと、食パンの単位はパンの焼き型に1ポンド(英斤)の生地を3つ詰めて焼いたもので、その1本の3分の1本である1山が1(英)斤になりました。しかしパン屋さんによって焼き型が違ったり、その結果パン1山の大きさも重さも違うので、現在は1斤=340グラム以上と規定されています。
 ちなみに、「包装食パンの表示に関する公正競争規約施行規則」では、「 包装食パン1個の重量が340グラム以上のものについては、1斤」と表示するように指定されています。「1斤」の定義は納得したとして、食パンのその後の問題は、それを何枚に切るのが、サンドイッチに向いているのか、それは1枚何ミリかという、ミニマムな(どうでもいいかも?)問題に深入りして行きます。それは更にどんなサンドイッチを食するかという問題に。イギリス風のキューカンバー・サンドのような薄切りのパンか、カツ・サンドのように厚めの食パンが合うか、などなど。
 補足:スーパーマーケットなどでは4枚切り、5枚切り、6枚切り、8枚切りの食パンとサンドイッチ用の10枚切り、14枚切りがよく見かけられます。4枚切りはおよそ3cmほどの厚さ(1斤は340g以上と決められているが、サイズに決まりはないので、あくまで目安の厚さ)、5枚切りは約2.4cm、6枚切りは約2cm、8枚切りは約1.5cmになります。→結論:うちでは、サンドイッチ用は10枚切りで1.2㎝、トーストは4〜6枚切りで2〜3㎝。