授業における試験の意味

 ここしばらく授業回数の事が頭を離れない。月曜日の教務委員会で検討をはじめ、今日は事務長+関係部署に集まってもらって次回委員会のための問題点の指摘をしてもう予定です。
 全国にいる研究仲間・友人に所属先の授業回数の現状を教えてもらう。思いがけず電話をもらい数年ぶりに声を聞いた先輩もいたりして懐かしい思いもした。
 現状では15回確保を実施しているところは少ないが、検討中で今度学年暦を動かす時は15回実施に向かうようだ。この授業回数検討の際、考慮しなければならないのが補講と試験。具体的にはここを縮小しなければ夏休みに大きく食い込む。
 確かに大学設置基準の第27条には「試験の上単位を与える」としているがこれは講義・演習・実習も含めての上で、卒論・卒研のみを例外としている。演習で試験をする事はないので、これだけを見ても法律って現実的でないと分かる。
 でも授業と単位(認定)を考えるいい機会ととらえ、少考した。いつもアリバイ的に少しだけ考えるんですね。そして適当なところで疲れてもういいやとなる。その繰り返しです。授業の理解度や学習度を平常点や小テストで把握できればそれでいいと思います。
 現実的には授業回数を文科省の言う通り確保しつつ、研究期間である夏休みを確保するためには、補講と定期試験を合理化する。具体的な方法はここでは書かないが、今考えているのは法律に沿いつつ、大学にとって必要な事は維持する、という現実的な対処なんですが、これでいいのだろうか。