『ペーパー・ボーイ』とジャーナリズム

 昨日で担当科目の1学期分終了。相変わらず3年ゼミの欠席多し。学期の最終日に欠席した3名の女子には少しお灸をすえねばと。1学期の授業自体は月曜日が最終で、翌火曜日から1週間の定期試験。この定期試験とそれに関連する取り扱いについては今年もずいぶんともめたが何とか決着がついた。
 さてキネ旬で『ペーパー・ボーイ』について目にしていたのですが、これが『パリス・トラウト』(1991)のピート・デクスター原作だった。デクスターはフィラデルフィアで新聞記者をしたこともあり、『パリス・トラウト』と『ペーパー・ボーイ』の間に書かれたフィラデルフィアが舞台の『ブラザリー・ラブ』(1991)も原作・翻訳も読んでいました。ペンシルバニア大の客員研究員として8か月いたフィラデルフィアは「ブラザリー・ラブ」をラテン語にした地名で、フィラデルフィアがらみの小説や映画その他にについてはチェックしています。
 さてデニス・ホッパー主演の『パリス・トラウト』の監督はスティーブン・ギレンホールで、女優マギーと俳優ジェイクのお父さん。そして久振りに名前を耳にしたピート・デクスター原作の『ペーパー・ボーイ』もペーパーバックで買った記憶があるのですが何度書棚を探しても見当たらない。勘違いかも知れないけれど、タイトルについては覚えていました。原作の『ペーパー・ボーイ』は家族と、新聞記者と、性と暴力の物語ですが、映画はスリラーとジャンル分けされているようです。詳しくは後から書き足そうかと。