Wild is the Windを聴く

 『ベルベット・ゴールドマイン』からの連想かデヴィッド・ボウイの話です。特にボウイが好きという訳ではないが、1976年のSation to Stationは買って聞いていた。クールでソウルフルというか。特にWild is the Windがいい。

この曲は1957年の『野生の息吹き』の主題歌でジョニー・マチスが歌っていたらしい。映画はアンソニー・クインとイタリア女優のアンナ・マニアーニが主演する暑苦しい(笑)恋愛ものだ。曲は『北京の55日』(ブラザーズ・フォーが歌ってました)の主題歌など多くの映画音楽をてがけたディミトリ・ティオムキン。ブラザーズ・フォーは中学の頃、最近改装なった市民会館でコンサートを聴きに行きました。演奏の後並んでサインももらった。

 同曲の聴き比べをしたが、ランディ・クロフォードやバーブラ・ストレイサンドは今一かな。ニーナ・シモンがいい。デヴィッド・ボウイのクールな深みに対して、少し重めで深い。ボン・ジョビのWild is the Windは同名異曲?
 画像は愛聴盤の1枚デイヴ・パイクの『パイクス・ピーク』。ピアノがビル・エバンスでWild is the Windも入っています。パイクのヴァイブが躍動しています。しかも1曲目のWhy Notからどこか下降するエネルギー(エントロピー的?)、後ろ向きのドライブが魅力的です。