リー・オスカーもね

 黒人のファンク・バンドWarの唯一の白人ミュージシャンのリー・オスカーのハモニカ(=ブルース・ハープ)が好きだった。70年代は彼のソロ・アルバムPromised Landからの曲が資生堂のCMに使われていた。最近実家を喫茶店に改装した中学時代からの友人とこの曲を聞いていたのが「エルフィンランド」の隣にあった「アジト」だった。

 リー・オスカーは日本でドラムの古澤良治郎とライブのレコーディングをして、今手元にないので詳しくは覚えていないが『あの頃』というアルバム(LP)を出している。LP500枚が旧居にあるのだがまだ救出できていない。

 Promised Landはメインの曲が3部の組曲風に展開する。ハーモニカと哀愁はマッチし過ぎるのだが、リー・オスカーの場合はかなり強めのロックのビートを背景に乾いたセンチメンタリズムというところに着地するので心地いい。