「そうなんですね」の違和感

雨の日曜の雑感。どうも週末の天気が悪くて、火曜日くらいから17度くらいまで暖かくなりそうです。

 さて5年くらい前から学生の言葉で気になっていた点について考えてみました。実は2013年度卒業のゼミ生のMさんとの「そうなんですね」を含むやり取りを鮮明に覚えています。ヘビメタをやっていえて、卒論もそれを取り上げた学生でした。ゴスってファッションも彼女がしていて知りました。元気かな。

若い人:「そうなんですか」が疑問形なので、相手を信用していないように受け取られるのを避けて、同意する気持ちで「そうなんですね」を使用している(と思う)。「〜か」よりも「〜ね」の方が当たりが柔らかいと思っている(と思う)。

若くない人:「そうなんですか」を疑問形ではなく、単なる相槌として使ってきた。それが若い人が多用する「そうなんですね」が相手に念を押してるようで聞きずらい。

つまり今までは話し手が何か話して、それを聞き手が「そうなんですか」と形としては疑問形ではあるが単なる相槌であってそこで一つやり取りが終わっていたのを、「そうなんですね」と言われるとまた確認を求められている、何か次のやり取りが始まるようで面倒と感じる。そんなとことですか。

大人が使ってきた表現を若い人が好意で、しかし勝手にアレンジするとそれに違和感を覚える。それも上記のような理由がある訳で。

2学期の授業で学生に聞いてみよう。