家にいる

 21日は卒業式でした。例によって長い儀式は嫌いなので、式後の証書受領のお手伝いだけに参加。基礎ゼミ〜人文学演習〜アメリカ文化論を履修した学生の名前を吉田さんなのに吉川さんと勘違いしてしまった。
 研究室に戻り、鍵を返却する。
 これで自宅〜研究室での38年間の二重生活が終わった。これも何度も書いていますが、サラリーマンや事務の人と違って職場に個室を持つメリットはかなり大きかったと思います。それも大通りを中心に駅前、すすきのに近いので帰宅だけでなく買い物や会合、飲み会への移動も至近で便利でした。言わばセカンド・マンションのように使っていました。もちろん授業や会議の準備、そして研究のための部屋として使っていた上ですが。
 これからは一旦家を出たら、着替えをしたり時間調整をしたり休養するソファもない。外出する時のデイパックには歯ブラシをおしぼりでも入れて行こうかなと。
 送別会も5つ目。明日は職場のテニス同好会の送別会。来週は教養時代の友人たちが退職慰労の宴を催してくれる。その間、大変お世話になった庶務課の若い事務の人にお礼の食事(+お酒)。
 それで3月も終わる。3月の最終日に退職金が出るようです。
 写真は、家に持ち帰ったノート・パソコンと、可能なら翻訳をしてみたいアップダイクの絵画エッセイの第2弾。