同級生の最終講義

 北大英文科の同級生だった高橋君の最終講義が昨日あった。
 英語学の市河三喜賞と英語学会賞を受賞した優秀な研究者です。大学院のシェークスピアの授業で英語が読めて褒められた事、僕の家の書棚を見て英語の本が少ないね、と言っていたのをよく覚えています。
 さて最終講義の方は、英語学の専門家でなくて面白く聞けました。母語話者でない研究者の立場を意識した点、コーパスの出現で母語話者でなくても資料的に統計的に持論を展開できる事が可能になったなど、とても興味深かった。
 文学研究でも、ネイティブでない研究者の限界について考えます。また命令形の様々なあり方など、後の質疑でもあったけれど、社会学的なアプローチにも見えました。高橋君は社会言語学的な視点と答えていました。
 懇親会は失礼して、アメ文の方の研究仲間と支部の今後について、「根上」さんで2時間半ほど協議。その後一人でタクシーを探しているうちに、Bettyの前に来たので、久しぶりに入ってしまいました。ミニ・ベグの看板もあったので合併したんですね。中学の先輩の梶原さんと少しお話。お嬢さんのアニーちゃんは北海学園英米文化学科の卒業生で、僕の「現代文化論」も取っていました。
 でもここでラム酒の味見をして、ロックで3杯ものんで今日の午前中は二日酔いでした。