道北を旅して

士別と名寄に高校訪問をして来ました。まず札幌駅から旭川まで特急ライラック11号で、その後は乗り換えて士別まで。特急は指定券を買ったのですが、混んでいるので自由席に移ってブランチ(駅弁)。旭川駅では懸念した過酷な乗り換えはなく、降りた向かいのホームで乗り換え。
 旭川から士別の間に、比布とか塩狩とか名前だけ知っている駅を通過しました。士別で降りましたが、駅前にほとんど何もない。駅前にあるタクシー会社に頼んで、目的の高校に到着。進路指導の先生はとても親切に対応してくれました。しかし外部試験を英語の入試の点数に換算する新方式については、なかなかTOIECなどの試験の受験料や受験地の関係から受けないだろうと言われました。
 さて今度は士別から名寄まで。名寄は人口2万の士別よりは3万で少し大きいです。広い駅前から歩いてホテルにチェックイン。荷物を整理して、名寄高校へ。ここでも進路指導の先生は親切でしたが、推薦と外部試験導入についてはきちんと厳しく指摘してくれました。
 だいたい多くの高校では推薦については、決まると高校生が勉強をしなくなる傾向があるので、受けさせるのに消極的です。それがここでは東京の私大のデータを基に、推薦入学の学生が進学後もあまり成績が良くないと。う〜ん。それと外部試験導入については士別の先生と同じように地方の高校生が件の外部試験を受けずらい環境の不公平性について指摘してくれました。なるほどそうかと納得してしまいました、本当は大学と学部の宣伝をしにいったのに、高校側から説得されるという情けない事に。
 夕方は名寄の大学に務める研究仲間と一杯。翌日は往路とは逆の経路(当たり前ですが)で札幌に。途中の旭川が、名寄・士別から来ると大都市に見えました。札幌駅で昼食後、大学で報告書と出張復命書を仕上げて帰宅。
 北海道の札幌集中の現実を初めて道北を旅して実感しました。それととても重たい資料を持参したので、腰痛になりました。