MLAからの手紙

アメリカの文学・語学の最大学会であるMLAの全国大会はぜひ一度参加してみたいと思っています。特に今回はもう20年になりますが8カ月住んでいたフィラデルフィアで開催される事もあり、また冬休み中なので行けない事もない。でも冬休み明けの授業や試験の日程も詰まっているので、発表するとかぜひ聞きたいシンポジウムがあると言うのでなければ、行きたい気持ちだけでは実現しないんですね。でも再来年はフリーになるので行こうと思えば行ける。
 さてMLAの事務局長のメールでは、Town Hall Meetingなるものがマリオット・ホテルで開催されるようです。Town Hall Meetingとは日本の学会で言えば総会のようなものですかね。現会長はイギリス生まれのガーナ系アメリカ人男性の様です。議題はイスラエルの学会が全国大会をボイコットしたことについて認めるかどうかの様で、けっこう政治的な問題がこのような学会にも飛び火しているのだなと思いました。また参加できない会員もウエッブ上でコメントを掲載できる。それも到着順で、会のスクリーンに映るようです。スクリーンに写らないコメントもアーカイブに保存されるとか。
 今、脱グローバル化とか言われ始めているけれど、経済や非正規の労働者のグローバル化よりも、インターネットによるインターナショナルな情報や意見の交流の方がずっと有効な気もします。