50年?!

西野の二股にあった古い家をやっと処分した。2007年に同じ西野の少し町寄りに引っ越して、すぐ解体して土地を売ろうと計画していましたが、9年たってしまいました。売った土地の代金で新しい家の費用をまかなおうと目論んでいたのでしたが。
 家づくりに思ったよりもエネルギーを使って、古い家の整理の踏ん切りがつかなかった。それにしても毎年の裏の家の庭に落ちる雪の始末が、大変でした。それもやっと終わる。なんと築50年の家はもうぼろぼろでした。50年?!僕が豊平の中学を卒業する時に、遠い西野に引っ越す事になり、西高を受験しました。豊平なら月寒か東か南高に行くところでした。
 1967年(昭和42年)に西野に越してきた時は、バスは西野ターミナル(西野3条2丁目)までで、その少し後にマイクロ・バスが走るようになり、その後普通のバスが。そして新興住宅地を走るバスはドル箱路線になったと聞いています。その西野も今は老人が多く、シャッターが下りたままの店も増えてきました。
 結局僕が一番長く住んでしまいました。兄は1974年頃25歳で結婚して家を出ました。1987年(昭和62年)には父が74才で、1994年(平成6年)には母が79才で亡くなり、一人になってしまいました。寂しくなったのか、2年後に結婚して1年の在外研修をへて、1997年から10年二人で住んでいました。
 家を解体した後の、更地を見て少しうるっとするかと想像していましたが、けっこう広い(100坪弱)もんだなと乾いた感想を抱いて帰ってきました。もう屋根の雪の心配をしなくていいので現実的にほっとしたんでしょう。今度は今の家の修理と庭造りを定年後にのんびりとやろうと。