支部大会終了
今年の支部大会も無事終了しました。特別講演には京大のナボコフ研究の権威である若島正先生に来てもらう事に。
研究発表も急遽幹事の松田先生に翻訳を出したばかりのアリス・マンローについてやってもらう事に。どうも聴衆が多くなさそうなので、90名くらいいるアメリカ文化論の学生に聞きにきてくれたら・・・と誘いました。
15名くらいの学生参加を含めて約30名の聴衆だったので学生に案内をして良かった。5行くらいの感想を提出してもらいましたが、難しいけれど興味を持ってくれたようです。
講演はナボコフの『文学講義』から当時コーネル大学での講義ノートを作っている時に読んだ諸作品(ジョイス、オースティン、ディケンズ)が執筆中の『ロリータ』にどのような影響を与えているかを具体的な例を挙げて論じてくれました。また若島先生の『ロリータ』翻訳の裏話も面白かった。
懇親会はいつもの「ミツヤ・カフェ」で。2次会は駅北のワイン・バーで。当日は大雪で、市電はとまり、飛行機もずいぶんと欠航で東京から参加予定の会員も欠席でした。若島先生は日曜日に帰京予定が雪のせいで火曜日になったのはお気の毒でした。