ヒップホップの事

来年6月の学会と3月の学部のイベントでの発表を一部リンクさせて、またヒップホップについて勉強しています。このブログの前の出来事なので詳しく書いていませんが、2000年同志社大学でのシンポジウムで、北海道の仲間と「ポストモダン都市ニューヨーク」というテーマで小説・詩・音楽・映画について分担して報告しました。僕は映画と音楽の担当でしたが、ブラック・ミュージックで時代と直接関係する1990年年代の音楽という事でヒップホップについて話す事にして調べ始めました。
 で、けっこうはまって6〜70枚くらいのCDを買って聞きました。1枚のCDに20曲くらい入っていて、いいのは1〜2曲くらいという事でコスパは良くないけれど、気に入ったライムもあり、札幌で2回くらいリハーサルをして、同志社での本番の後、翌年本にしました。原稿の一部をニューヨークに持って行って書き続け、最後の9月には9.11に遭遇。2001年12月に『ポストモダン都市ニューヨーク』完成。僕の「ヒップホップという亀裂」は自分のHPにも載せてあります。
 http://www.jin.hokkai-s-u.ac.jp/~honjo/hiohop.htm
 その本でニューヨーク小説を論じた学習院の上岡さんの翻訳した『われらが背きし者』(岩波文庫)をいま読んでいます。ジョン・ル・カレは80才を過ぎていますが、最近映画化もありまた注目されています。
 実はこの項目の最初のタイトルは「2パックの事など」でしたが、ヒップホップに関心を持った経緯に話はなってしまった。今回の出張の移動中の音楽は主として2パックでした。この20年前に25歳で亡くなった(銃で殺された)ラッパーのライム、声はなかなかいいです。いま3枚のCDをiPhoneに入れて聞いていますが、あと3枚アマゾンで注文しました。でもその他のラッパーについても聞こうと思っています。