旅と日常

今年は大学評価の委員をしたので、普段なら年2回程度の旅行が6回に増えて、4月以降毎月のように東京その他にでかけました。しかも不幸なことにちょうど今年は春からめまい、腰痛、そして秋の喘息と喉の不調で、来年度(2018年3月)でやめる早期退職を決めた年なので、そんなに旅行を楽しめませんでした。出張なので当たり前かも。
 でも体調不良でなくても、旅行中も日常の快適さを求めるタイプで、旅先での非日常を楽しむタイプではありません。昨日のように朝からスーツを着て、午後の会議の後ホテルにチェックインをしても着替えをしない。夕食に出かける時も朝と同じスーツというのは普段ではしない事です。
 日常では自宅と研究室を往復して、研究室では授業や会議の後に、ジーパンに履き替えてくつろいで机に向かったいます。そのような気楽なぜいたくな日常を過ごしているので、それができない旅行がどうも疲れてしまう。原因はわがままな日常にあったと思い当たります。
 そう考えれば、日常のわがままはできないけれど、日常にはない刺激もあって、それを楽しめればいいんですね。ちょっとした不自由は旅の刺激とセットであると。そして必ず気楽な日常に戻れるんですから。
 今日の東京は少し雨ですが、仕事の後は浅草の並木藪でわさび芋(餅のようにねっとりした自然薯です)でビール(と日本酒1杯だけ)で、サクラエビかき揚げそばを頂いて、帰路に着こうかと。