辞退
来年6月のアメリカ学会のヒップホップ部会で話す予定でしたが、どうも体調に自信がなくて部会の担当者の辞退の連絡をしました。けっこう迷いましたが、もう一つの理由は、他のメンバーに伍して話す自信がない事も。
引き受ける事にした後で、同じく登壇するメンバーのヒップホップ関係の本を取り寄せて読んでみました。僕は2001年にヒップホップ論を書いて、その当時としては悪くないとそれなりに自負していました。しかし、ヒップホップの起源と現状を議論する部会において、ただ年齢だけ上で、ベテラン的長老的な重みで発言できないとすると、単なる老害になってしまいします。そう危惧して考えた末に辞退する事に。
ま、ビビッてしまったんですね。でもやっぱり全国大会で発表するメンバーのレベルは高い。北海道の地方の研究者とは違うという事は分かっていましたが。せめてヒップホップ映画≒フッド・ムービーかジャズとの関係で話せないかとも考え見ましたが、そんなに議論にプラスになるようにも展開できないし。
でもお詫びをして、辞退するとホッとしました。この2週間くらい、原稿の準備をするだけでなく、司会やメンバーとの打ち合わせ、当日の発表、登壇仲間やオーディエンスの反応、部会後の打ち上げ(あるとして)などの場面を想像するとネガティブな方向に行ってしまい、落ち込んでしまいました。自分のできる範囲でポジティブになるように心がけねば。でもこのところの体調が響いているのかも。