ブルース・ロックが好き

昨日は1学期のみの「人文学演習」(2年生対象)の最後でイーグルスの「ホテル・カリフォルニア」を読んで聞きました。映像は1976年頃だろうか、作曲のドン・フェルダージョー・ウォルシュのツイン・ギターと言うかギター・バトルが面白い。グループ新参のウォルシュがフェルダーに挑戦するようなパフォーマンスをするのだけれど、フェルダーの方は余裕をもっていなしています。さらに2000年頃のライブ(こちらはCD)でも同様な雰囲気が醸されていて面白い。
https://www.youtube.com/watch?v=8UAlD8SI-6U

 ツイン・ギターっていう事で、土曜日の夕方は、オールマン・ブラザーズ・バンド3枚目のフィルモア・イーストのライブを聞いています。このバンドはサザン・ロックというカテゴリーに分類されますが、カントリー・ミュージックのフレーバーもふくむ、ブルース・ロックのバンドです。ブルース・ロックという事は、白人の演奏するブルースで、僕はこのジャンルが好きです。もしかしたら黒人ブルースよりも、この黒人が作った音楽を白人が演奏するインターレーシャルな音楽が、黒人音楽への敬意と同時に、何か解釈と言うか知的操作が入っていて興味深い。
このライブの6曲目の「エリザベス・リードの思い出」がお気に入りなのですが、他の曲も改めて聞いてみるといいです。ツイン・ギターによる演奏の変化、ツイン・ドラムによる音の厚み、オルガンによるゴスペル的な雰囲気など、懐かしいだけでなく音楽的にも深くて面白い。
特にデュエイン・オールマンのスライド・ギターの飛躍や逸脱、そしてブルースのアーシーな地点に着地して行く演奏が本当に素晴らしく、カッコいい。でも7年前にこのアルバムに少しだけ触れているのですが、もしかしたら歯医者のJ先生に借りたままのCDなのかも知れません。返さなくては。