エルロイの書評依頼

 ドン・ウィンズローの『カルテル』の話の中で、エルロイに言及しました。と言う訳でもないのでしょうが、『読書新聞』からエルロイの書評の依頼が来ました。依頼の理由についてお聞きしたら、僕がエルロイのLA4部作について書いた論文が目に留まったようです。小説家やミステリ批評家、愛好者の言説は多くありますが、研究として論じているものは少なかったようです。また、ノワール小説や現代アメリカ文化についても幅広く言及していた事も理由のようで、やっぱり単に読むだけではなく、それを研究とし文章に残す意味が大きいのだなとあらためて思いました。
 今度は書評対象の本が届く前に、手元にあるエルロイを読み直してみようと思っています。