オールド・ヒッピー

先月末に学長主催で提携しているカナダの先生との歓迎夕食会があった。これについて前に書きました。カナダからの交換教授は女性で、ご主人同伴です。この70代前半の男性との会話が楽しかったのと、奥さん(先生)から暇だと聞いていたので、昨日薄野に誘いました。
  この人はオンタリオ州の出身で、1960年代の時代は20代で、ロックを聞いたり、ヨーロッパに2週間くらいの予定で2年間も滞在したと言う元ヒッピーです。カナダのシンガー・ソングライター、ゴードン・ライトフットのライブをトロントで聞いたとか、アルバータ州でバーやレストランを経営していてロニー・ホーキンスのライブをやったとか言う話で盛り上がりました。
  なぜロニー・ホーキンスの話になったかというと、ホーキンスは人気がなくなった後、アメリカからカナダに活動の拠点を移して、地元のメンバーを集めてできたのが、あのザ・バンドなのでした。ドラムのレボン・ヘルムのみがアメリカからついて来たメンバーで、ギターのロビー・ロバートソン、ベースのリック・ダンコ、ピアノのリチャード・マニュエル、キーボードのガース・ハドソンはみんなカナダ人。
  ということで、ニール・ヤングジョニ・ミッチェルレナード・コーエン、そしてK・D・ラングに至るカナダ人ミュージシャンの話。映画や文学の話にまでは拡がりませんでしたが、楽しい時間でした。