自己流Botanical Life

自宅の庭がある事情で8年間手つかずなので、研究室を観葉植物で埋めようとしています。つまり自己流Botanical Lifeまたは私的植物生活です。NHK BSプレミアムのテレビドラマの『植物男子ベランダー』が面白い。特に脚本と主演の田口トモロヲが出色です。原作はいとうせいこうのエッセイ『ボタニカル・ライフ 植物生活』『自己流園芸ベランダ派』。
田口トモロヲ塚本晋也監督の『鉄男』(1989)に主演するなど、少しエキセントリックな役が得意だとおもいますが、一般的には2000年〜2005年に放送されたNHKの『プロジェクトX〜挑戦者たち〜』の独特のナレーションで有名です。彼の佇まい、オーバーな演技が植物を相手にして繰り広げられるのが面白いです。このちょっと普通でない、でもさりげない演技はその風貌とナレーションも相まってかなり興味深い。他の出演者のエキセントリックな演技と比較すると、田口トモロヲのオーバーだけど心地よく着地する演技との違いが分かるような気がします。
 さて花より葉っぱ派ですが、桜が終わった後の新緑が目に心地よい季節になりました。殺風景な職場にも大小8つの鉢(アイヴィー、ベンジャミン、ポトス、ワイヤープランツ、竹など)の水やりと霧吹きがそんなに手間ではなく感じる年頃になったような。