卒研コンテスト

学部の卒業研究コンテストを昨年から始めました。2学科1・2部から募集して、最優秀1点・優秀3点を選びます。昨年は自分のゼミから何人か推薦したいと思ったのですが、残念ながら今年はいません。さて今年は学会委員として選出する側になりました。全部で13本の応募ですから、そんなに多くはありません。でもその中から6本選び、それに4名の委員がそれぞれ順位(=得点)を付けて、明後日点数を付け合せて協議の予定です。
 さてどちらかというと日本文化学科の論文の方が優秀かもしれません。英米文化の学生だと、大学に入ってから読んだり知ったりした事から始めるけれど、日文だと高校生くらいに読んで関心を持っていた事もあって、スタートが少し違うかも。また日文の学生は文学に関心があるけれど、英米の学生は英語を話す事に関心のある学生が多いです。
 いずれにしても、テーマの設定、先行研究の引用、資料の提示、データの分析、最後の論考など、結構いい論文もあります。もっとも最近のテクスト研究やデータの分析など、パソコンでの作業で統計や比較などは簡単にできるので、そこから先の考察や論考が今までよりも重要になるような気がします。