老人力

大学を数年前に定年退職されたT先生に久しぶりにお会いした。時々メールの英訳をしているので、そのお礼に一献どうですかという誘いを受け、「小料理 しま田」に行って、美味しい刺身やお酒を飲みながら3時間ほどお話をしました。T先生は退職した年に1年間の周遊券でヨーロッパ各地を旅され、最後はハワイにしばらく滞在したそうです。今回も寒い札幌を離れてグアムに数週間いたそうな。英語はあまり得意でないけれど、飄々とした人柄でコミュニケーションはできるようで羨ましい。
 家を息子一家に譲って、奥様とリタイアメント・ハウスのようなマンションに引っ越された。でもまだ老人向けのフィットネスなどを研究されている元体育の先生なのです。大学時代は学生部長をされたり、入試の責任者の時は僕が補佐役で、仕事の悩みを飲みながら話した事もあります。力まず、悩まず、のんびりと自分のペースで退職後の時間を過ごされるT先生の生き方は模範としたいものです。