トカトントン

 昨日は今年度の、そして4年間最後の教務委員会でした。いちおう委員会の締めに挨拶を考えていたのでしたが、未解決の懸案事項への疑問(叱責?)もあって、不発と言うか、すっきりしない終わり方でした。もう少し気合を入れて取り組むべきだったと反省もしていますが、一方もう少し穏やかに終わらせてほしかったとも思い・・・
 何かやりきったという達成感はなく、もう少し努力をして本気で取り組めば、結果はともかくも終わったという晴れやかな気持ちになれたかもしれないと反省。もちろんある程度は努力をするんです。でも適当なところで「ま、いいか」という気持ちが芽生えて、その後は力が入らない。太宰治の「トカトントン」みたいなもんですね。明るい虚無と言うか。それが研究や学内業務、趣味でも全般的に蔓延?している。全力で取り組んでいて、でもそれを見せないでクールにふるまうのとも違うんですね。そんな態度って、やっぱり他人にも分かるんだと気づきました。
 前にも言っていると思いますが、そんな自分の姿勢に対して反省はするんです。ですぐ忘れてしまうのですが。そんな風に自分でも反省したり、でももう少しこちらの状況も理解してほしいもんだと、少しすぐれない気分で帰宅すると、家では前の日に買ったケーキにロウソクを添えて誕生日の次の日をお祝いをしてくれました。うちでは奥さんと僕と誕生日の前後を誕生日週間と称して、ちょっとだけご馳走をしたり、誕生日を迎える人に逆らわないというルールを施行しています。少し、気が晴れました。