紀要の行方

 昨日学部の起用がほぼ1か月遅れで出来ました。抜き刷りは100部。抜き刷りとは紀要の執筆部分だけを印刷して簡単な表紙を付けたものです。
 紀要は大学や学部の研究論文集。学会なら学会誌・機関誌と言うのだろうか。うちの大学でも各学部の紀要と、全学共通の論集があって、いずれも全学教員に配布するのだけれど、読まないで捨てられるのも多い。学長は全学の紀要の配布のあり方について見直しを求めました。
 配布を希望するかのアンケートを取ると、わざわざ希望すると書かないけれど、配布されたら読んでみると言う受け身的な読者も多いと思う。アンケートや目次を掲示して事前に配布希望を出してもらう方式だと、極端に希望数が減ったものもあります。
 実は印刷部数の増減紙代だけなので印刷費全体としてはあまり変わりません。また学会誌も各大学の図書館に送付しますが、送付不要としてくる図書館もじょじょに出てきて、紀要・学会誌のあり方も、ネット上での公開も含めて見直す時期に来ているのでしょうね。